ナッジ理論の成功例と行動経済
価値のないモノに意味を付ける
もともと価値があまりないモノに対して、
何かしらの意味を持たせ、
人々の心を誘導し価値を提供したアイデアは、
ナッジ理論の成功パターンで多くあります。
行動経済の魅力は、ほんの少し知恵や発想を働かせることで、
思わぬ化学反応が起きる所です。
環境問題に悩むNPO法人の成功例
有名な話なので知っている方も多いでしょう。
イギリスにあるNPO団体「Hubbub」が実施したポスター
それが「タバコのポイ捨て」を劇的に減らすのです。
毎年、イギリス政府はおよそ約1,500億円もの予算をかけて、
公道清掃していると言う課題がありました。
「Hubbub」は政府に対して指摘し、国民へ発信しています。
多額の税金を投じても…
政府主導のままでは、いつまでたっても自分たちの街を綺麗に出来ない!
と言う事で、市民へアクションを起こすのです。
ユニークなクリーンキャンペーンとは?
とにかく街のごみを減らすこと
これが課題解決です。
ゴミが出る→清掃する→ゴミが出る→清掃する→ゴミが出る…
と言う事は…その為には、
ゴミを出す人間の意識を変えるしかありません。
ゴミを出さないに変える事です。
とにかくユニークなアイデアがあります。
タバコのポイ捨てが劇的に改善!?
「タバコの吸い殻投票」です。
まさにゴミに投票を引っ付けて、
市民へ訴えるのです。
投票ネタもこれまた愉快です。
「現在、世界最高のサッカープレイヤーと言ったら?」
投票は、世界を代表する2人のサッカー選手!
クリスティアーノ・ロナウドVSリオネル・メッシです。
掲載されている記事にはこんな質問もありました。
「F1グランプリ(イタリア)とテニスのUSオープン、どちらが観たい?」「次のクリケットの試合の勝者はイギリス?オーストラリア?」等々…
人々の【関心あるトピックス】が週替わりで登場するのです!
~ゴミでしか無かったモノに意味を持たせる~
ほんの少しのアイデアが意識を変えるきっかけになるのです!
チューイングガムアート
噛んだ後のガムを専用ボードに貼りつけ「ガムでイラストを表現」させる?
想像するだけで、独創的なアートが出来そうですね!
チューイングガムの後片付けは大変です!
ガム取りのヘラを持っていればまだましですが…
一般的には持っていません。
エアー缶と言って、
空気の入ったノズルの付いたタイプのエアースプレー缶があります。
逆さを向けて噴射するとかなり冷たい空気が出ますので、
その空気をへばり付いているガムに噴射したら固まります。
そこでガム取りヘラを使うのです。
私もこの手の清掃は良くやりました。
サッと取れないので、とても時間が掛かるのです。
それをほんの少しのアイデアで減らす事が出来る!
ロマンを感じますね!
これからの仕事術が見えて来る
どうでしょう、お金がかかる事でしょうか?
誰もがお金は殆ど掛からない!と言う事が理解出来ると思います。
傍観して…あーでもない!こーでもない!
と言う事は誰でも出来ます。
しかしその姿勢では、確実に変わらない!と断言出来ます。
時代はコロナ禍の未来を進んでいきます。
「常識」と言う枠を外して、
常に「考える」習慣をつけて、
スピードを上げてアイデアをカタチにして、
沢山の実験で化学反応を起こしましょう!
その為には行動と実証を繰り返す事です。
これ以上もこれ以下もありません!
デジタル時代大転換期と言われるまさに今、
スピードが楯となり、行動(実践)が矛となるのです。
我々はGlobal Digital Mediaインフラを広げながら、
最先端の情報とマーケティングデータの分析をバランスよく絡ませ、
【新しい時代のコンテンツ】を模索して作り出していきます。
吉田式マーケティングメソッドは実証を繰り返す事で進化を遂げるのです。