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バイデノミクスと行動経済

アメリカ大統領選結果

2020年11月3日
米国で第59回大統領選挙の勝利者が決まりました。
民主党候補のジョー・バイデン氏です。

激戦と言われていたペンシルベニア州にて、
集計が終了した時点で勝利を確定させ、
ライバルで現大統領のドナルド・トランプ氏を破り、
アメリカの第46代大統領に当選
しました。

第47代アメリカ合衆国副大統領

バイデン氏はバラク・オバマ政権時代、
第47代アメリカ合衆国副大統領を務めあげました。

実はオバマ大統領が誕生した際、
副大統領候補はヒラリー・クリントン氏でした。
しかし…
激しい予備選過程で、
オバマ大統領側とヒラリー・クリントン氏による、
支持者同士の感情が険悪化していたのです。

党内融和のため、
オバマ氏とクリントン氏のタッグには、
かなり期待されていたのです。
そこでバイデン氏が副大統領に選ばれた時には、
少なからず驚きの声も上がっていた
のです。

得意分野は「外交」

バイデン大統領の得意分野は「外交」です。
以前から各国訪問するなど、
かなり行動派の一面を見せています。

焦点は誰が見ても「米中関係」でしょう。
米国が対中国輸入に課している、
「制裁関税の撤廃」が大きな話題
となると思われます。

コロナ禍の経済回復

そして世界中が期待しているのが、
コロナ禍の経済回復案でもあるのです。

コロナ禍で失業者数は高止まりしており、
「所得不平等感は拡大している」

とも言われています。

トランプ減税で潤ったのは、
大企業と富裕層
に限られると言われている中で、
コロナによる死者が全米で20万人以上出ている中…
どう言った政策を行うのか見ものです。

ニューディール政策の再来を

1933年に誕生したルーズベルト大統領。
ルーズベルト大統領が提案した、
「ニューディール政策」
はご存知でしょうか?

ルーズベルト大統領就任当時…
未曽有の金融危機であった世界恐慌によって、
米国銀行及び融資制度はマヒ状態でありました。
そこでニューディール政策を講じ、
農業調整法や全国産業復興法、
公共事業含めた施策
を次々と成功させたのです。 

ルーズベルト大統領は就任演説で、
「われわれが恐れなければならないものはただひとつ、
恐れそのものだ」と言う名言
を残しています。

トランプ大統領時の減税で潤ったのは、
大企業と富裕層
だと言われています。
今回バイデン氏に求められるのは、
貧困層やマイナリティーの救済
であるとされ、
その資金は企業&富裕層の増税から、
とも言われているのです。

新型コロナウイルスのパンデミックと共に、
時代は世界恐慌とまで言わなくとも、
経済的打撃が大きくなっているのは事実です。
ニューディール政策の再来を視野に入れる事も、
必要になって来ているのかもしれませんね。

バイデノミクスと行動経済まとめ

「バイデノミクス」は新政権の経済政策です。
4年で2兆ドルとも言われる、
新型コロナ追加支援策!

法人税を21%から28%に、
海外子会社収益の追徴課税にもメスを入れます。
年収40万ドル以上の富裕層へ増税
キャピタルゲイン税の引き上げ
金融取引税の導入も含んでいます。

混沌とする世界経済。
世界大国である米国新大統領バイデン氏は78歳
経済政策も増税も大切ですが、
一番重要な事は、
新型コロナ対策を誤った場合
なのです。

様々な不安要素が増えてくることで、
危なっかしい時代になって来ました。
だからこそ人間感情を捉えた、
「行動経済」は重要な考え方
なのです。

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