見出し画像

第10話: メンタルダウンを経た今

みなさん、こんにちは。おはようございます、こんばんは。よしびろこうです。
今回は私のメンタルヘルス、特に社会的孤独に関する原体験についてお話いたします。これまでの第7話第8話第9話では、私の抑うつ体験、身体や心の変化、回復に向けた活動をお伝えしてきましたが、今回はその先に進んだ私のビジョンと、どのように社会的孤独やメンタルヘルスの問題に再挑戦しているかについて語ります。
このお話では、私の過去の経験について深く掘り下げていますが、こころの問題に関する内容が含まれています。どうかご自身のこころの状態を考えながら読んでいただければと思います。

新たな視点の獲得

私がメンタルヘルスの回復の過程で得た新しい視点は、3つあります。

1. ”いつ死んでもいいや”という感覚です。
これはネガティブな意味ではなく、執着がなくなったことのよるポジティブな開き直りのようなものです。一種の諦めのような考え方が今の私を作っています。”何のために生きているんだろう?”と自問することが増え、結果として独立を実行に移すことができ、過去1年間全力で走り続けてきました。(次回、振り返ります!)理想とのギャップはありますが、この考え方が支えになっていると感じています。

2. ”メンタルダウンや社会的孤独は、ある日突然誰にでも起こりえる”という事実です。
こころの健康に関わるプロダクト・サービスを開発したいと思っていた自分が、まさか自らその問題に直面するとは思ってもいませんでした。そして、”一度壊れたこころは決して元には戻らない”ことも知りました。その事実に凹んだ瞬間もありましたが、今ではそんな自分を受け入れています。

3. ”メンタルダウンや社会的孤独と向き合っているたちは、案外多い”です。自身の経験を通して、周りでも同じようにメンタルダウンや社会的孤独を経験している方がいることに気づきました。(出会うことが増えました)日本では、こころの問題に対して”恥ずかしくて言えない”、”異常な人と見られる”、”自分の評価が下がる”という偏見が強いです。”みんなとズレてしまう”、”普通じゃない”という同調圧力などの特徴からメンタルヘルスに対するソリューションは少なく、その受容性も低いです。

これらの新しい視点が、私の価値観を変え、今の私の行動を後押ししてくれています。

社会的孤独やメンタルヘルスへの再挑戦

私が社会的孤独やメンタルヘルスに再び取り組む中で、新たに気づいた課題とチャンスは大きく2つあります。これからのビジネスに繋がるためあまりベラベラと話さないですが、、、

1つ目は、”いかにさりげなくメンタルヘルスをケアできるか”です。
守れられた空間や関係性でメンタルヘルスケアをアピールするのは有効ですが、多くの人は周りに知られたくない気持ちがあります。知らぬ間にメンタルヘルスケアされてたというのも解決策の1つだと思います。

2つ目は、”自分の本音を出せるコミュニティや繋がりをどう作るか”です。
ゆるく繋がることからはじまり、いつでも相談できる居場所は今の社会に重要です。現状、このようなサービスは少ないです。

これからの自分の役割とビジョン

私は、メンタルヘルスや社会的孤独の問題に対して、カウンセリングのような直接的なアプローチだけでなく、新たな視点からアプローチしていきたいと思っています。大学の友人たち(第6話)、自身のメンタルヘルスの経験(第7話第8話第9話)がこの決意の原動力です。
最近、特に強くこの問題を私が取り組むべきだと感じた出来事がありました。あるクライアントと事業企画書を作成していた際、その事業の意義について話し合いました。私は例として、”私は社会的孤独を解消する事業をやる予定なんです”と話しました。次に出来上がってきた企画書には、”私たちは社会的孤独を解消したい”とデカデカと書かれていました。その瞬間、自分がこの問題に本気で向き合うべきだと再認識しました。(そのクライアントのことはまったく責めませんでした)

おわりに

以上で、メンタルダウンを経た今の私の話を終わります。ここまで読んでいただきありがとうございました!
次回は、そんな私の独立してからの1年間を振り返りたいと思います。
もしこの記事が少しでも心に響いた方は、ぜひ「いいね」や「フォロー」をお願いいたします。とても励みになります。

いいなと思ったら応援しよう!