【釣り随想】9月9日、ロータリー・パークの”ナマズ・ハンター”と化した我なるか。。。
今朝も、まるで会社に出勤するようにエージャックス市の東端にあるロータリー・パークに釣りに行く。まさに秋晴れの好天気、気温25℃前後。ほぼ無風状態。
我が町、マーカム市の釣り具屋に寄って餌のミミズを買おうと思ったが、9時06分ごろ着いたのに、誰もいなくて閉まっている。ドアには「9時オープン」と書いてあるのに。。。こんなことを気にしていても始まらない。次にミミズを買うのは、エージャックスの隣の町、ピカリング市のいつも行くガソリンスタンドの店内に、ミミズ専門の小型冷蔵庫があって、そこで買う。
ミミズの冷蔵庫の横に、こっちのスポーツ宝くじみたいなのを売るセクションがあって、先週金曜日と同じアジア系のおっさんにまた会った。いつも金曜朝にスポーツ宝くじをいろいろ買っているようだ。「おう、また会ったな」どちらからともなく声が出た。
私は彼の宝くじに「グッド・ラック!」と言い、彼は私の釣りに「グッド・ラック!」と言った。
いつもながら、私のフィッシング・ポイントには誰もいない。長年の日本人釣友は、まだケベック州最果ての地へのソロ・キャンプ・ツアーから帰ってきていない。白鳥が5~6羽、浅くて濁った沼地のほうにいたが、私のことなど眼中にない。大きいカープが数匹、泳いでいるのが見えたので、持参したコーンを4粒、釣り針に付けて投げてみた。「カープはコーンに食い付く」と聞いたことがあったのだ。
カープは全然、コーンに反応しなかった。反対側のダフィン・クリーク本流のほうに向かい、ミミズを付けた釣り針、重り、浮きを投げた。小さい釣り針を全部飲み込んだ幼いナマズくんを死なせてしまった前回の反省で、かなり大きめの釣り針に替えた。
足元の方から嫌な臭いがしてくるなと思ったら、まだ成長しきっていない水鳥の一種の死体が岸辺に漂い、小さい蛆虫みたいなのがたかっていた。なぜ、あの水鳥は死んでしまったのだろうか。
釣りをしている間、何度か護岸の割れ目みたいな所から2匹のミンクみたいな小動物がウロチョロしているのを見たが、まさか、あの水鳥は彼らにやられたのだろうか。。。
私の2本の釣り竿のリールが両方とも調子が悪く、あまり遠くに投げられず、イライラしながらも5匹、魚を釣った。前回同様、すべてキャットフィッシュ(ナマズ)ばかり! 写真に撮ったのがいちばん大きかった。
釣り針を大きくしたのと、合わせのタイミングが少しわかってきたせいか、今回は針外しがずっと楽だったし、1匹も犠牲者を出さなかった。
しかし、好き好んでキャットフィッシュを追い求めているのではない。本来はバスかパイク(カワカマス)を狙っているのだが。。。なぜか、ロータリー・パークにはバスがいないようなのが気にかかる。
最近はすっかり”ナマズ・ハンター”になってしまったようである。