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【ヨッシーの植物記2】トロント及び周辺地域のワイルドフラワーなど

まずヘッダーの写真の花。今の時季、トロント市東端のルージュ・パークなど、どこに行ってもこの花が咲き乱れています。ヘッダーの背景の川はルージュ・リバーです。この花を大きく写しますと。。。

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この花は、前に別の記事で簡単に紹介したことがありますが、改めてもっと詳しく。。。「グー・レン」で調べると、Crownvetch (クラウンヴェッチ)と発音するんでしょうね。あまりきれいな音ではありません。またの名を「コロニラ バニラ」。和名はツルレンゲ、あるいはタマザキクサフジ。

暑さ、寒さに強く、とても丈夫な植物で、雑草排除に有効なんだそうです。しかもこの可愛いレンゲのような花は、ほのかないい香りがするとのこと。

次は、先週、ルージュ・パークで撮った写真ですが。。。

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これもトレイル沿いによく見られる花で、Flowering Raspberry  (フラワリング・ラズベリー) 花の咲くラズベリーという感じですが、確かにこの花が散った後、赤いような、黄色いような実がなります。店先に並ぶ赤いラズベリーよりずっと小さいですし、熟せば甘いですが、未熟だと酸っぱいです。研究社の分厚い英和辞典では「北米産のキイチゴの一種。赤紫色の花が咲く落葉低木で、実は紅く食用にする」と書いてあります。

次なる野生の植物は。。。

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人間の背丈よりもずっと高く生長し、薄い黄色のような色の花状のものが幹の先端に広がります。この植物の名称は訊ねる相手によっていろいろな返事が返ってくるものですが、正解は Wild Parsnip (ワイルド・パースニップ)だと思います。

これの根っこは食べられるようなのですが、同時に幹とか葉っぱとかいろいろな部分に有毒な物質が含まれているそうで、この樹液に触れると皮膚が炎症を起こす可能性があるとされています。従って、ルージュ・パークなどでは、前は「ワイルド・パースニックに触ってはいけない」などの警告が出ていましたが、今は写真のようにパーク内にのびのびと生長しているのが見られます。

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上の花は、6月28日、フレンチマンズ・ベイに釣りに行った時、オンタリオ湖畔の浜辺に咲いていたのを撮ったものです。背景に小さく灯台のようなものが写っていますが、私はいつもこの灯台の手前で、オンタリオ湖に向かって竿を投じていますが、今年はここではまだ1匹も釣っていません。

Viper's-bugloss (ヴァイパーズ・ビューグロス)ヴァイパーというのはいろいろな毒蛇の総称ですが、この由来は、古代、この植物の根っこが毒蛇に咬まれた時の治療薬として用いられていたことによるそうです。今でも馬や家畜類がこの植物を長期間食べると、毒性のある成分によって肝臓が冒される可能性があるとのこと。

おしまいはこれ。サイズの比較のために私のストックを置いてあります。

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まだ開花していませんが、野生のゴボウです。英語は burdock (バードック)。人間の背丈ほど伸びています。いくらゴボウを食べたくても、地中深くまっすぐに伸びている根っこをほじくり出すのは不可能に近いでしょう(笑い)。大体、パーク内の植物は採取してはいけないことになっています。では、今回はこの辺で❣

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たなかよしあき
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