「カナダ・ニュースの屑籠から」 カナダ人と日本人のペンパルが42年ぶりに感激の対面!
世界のあちこちで戦争や大規模テロ、大地震など、心を揺さぶるような悲惨なニュースが飛び交う中、久しぶりに心温まる話を、カナダの公共放送、CBCが報じてくれました。
1981年、今から42年前にカナダ最東端のニューファンドランド&ラブラドル州に住んでいた女性、ジョイ・ラヴェイスさんが、日本に住んでいた女性、スズキ・ヒサコさんと文通を始めました。いわゆるペンパル、手紙を交換して友達になるという、今のインターネットの時代とは段違いに時間のかかる「交友」だったのです。
長年、ペンパルとしての交流が続いていましたが、二人の友が互いに直接、会うという機会は生まれませんでした。
それが、今年の9月になって、ジョイさんの娘さん、アラーナさんがハワイで結婚式を挙げるということが決まり、にわかに二人の距離が縮まることから「ハワイで会いましょう」ということになりました。
以下のURLを開くとジョイさんがハワイの公園のような所でヒサコさんと感激の対面をする場面などが、彼女の語りとともに伝えられます。
https://www.cbc.ca/player/play/2269246531984
ジョイさんも語っていますが、「両方の家族が全員、集まりましたが、その誰もが感激の涙を止めることができませんでした。この度は短い、初めての出会いでしたが、ヒサコは『リタイアしたら、ゆっくりあなたのニューファンドランド&ラブラドル州のお家をお訪ねしますから』と言ってくれました」と語っています。
ペンパルって、懐かしい言葉ですね。実は、私自身もニキビ面の中学3年生ぐらいでしたかね。あのころ「アメリカの女の子とペンパルになる」なんてのが流行った時期がありました。私もそれに乗っかって手紙を出したんです。たぶん、ものすごく幼稚な英語だったと思いますよ。
そしたら、ほんとに例のエアメールの封筒で、アメリカの女の子から返事が来たんです! 驚いたことに、小さな白黒の顔写真が入っていて、封筒の裏に口紅のキスマークが付いていたのですよ!
確かキャロルという名前だったと思います。不思議なもんですね。60年以上も昔のことを、瞬時にして昨日起きたことのように思い起こすことができるなんて。。。
なかなかの美少女でしたが、私たちの文通はジョイさんとヒサコさんの文通と違って、春の淡雪のように短命でした。