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【カナダ・ニュースの屑籠から 6月24日】屑籠クラスのニュースではなくて、国家の存亡に関わる“人口”のニュースです!

ちょっと古ネタになってしまいましたが、さほど緊急性のあるニュースではないので、少しぐらい遅れても問題ないでしょう。

でも、

これは国の存亡に関わる重要な問題であり、現在、将来の日本にも大いに関係のある話題なので、紹介させていただきたいと思います。


6月16日のカナダの国営放送、CBCが、

「カナダ統計局が、6月16日(金曜日)東部時間午後3時にカナダの総人口が4000万人を超えたと発表した」と伝えました。

そのことについて、同統計局の主任統計学者、アニル・アローラさんが、「この人口増加現象は、カナダが可能性に満ちたダイナミックで魅力的な国として、多くの人々を引き寄せ続けている国であることを物語っている」と述べているそうです。

カナダの人口増加率は、現在、2.7%。これは、第2次世界大戦後のベビーブームの最中、1957年以来、最大の増加率だとされています。この人口増加の鍵を握るのは移住者です。その増加率の約96%を担ったのが世界各国からの移住者だとされています。



カナダだけの課題ではありませんが、ベビー・ブーマー世代が現役を去って、リタイア生活に移行していった後を埋める人材、新移住者を迎え入れる必要があります。

国の経済の発展を願うならば、世界中からの経験を積んだ新移住者を受け入れることが、現在の人材不足を補い、諸外国の経済とカナダをコネクトさせる力になると言われています。

しかし、現在のカナダが新移住者たちにとって、必ずしも順風満帆の生活を保障しないと思われる一つの不安要素があります。

それは、住宅費の高騰です。カナダ不動産業者連合によれば、今年に入って4か月連続で不動産価格が上昇し続けたそうです。

いちばん直近の今年4月のカナダ全国平均の不動産価格は71万6000カナダドル(約7800万円?)だそうです。

新移住者たちにとってのネックの一つは、住宅問題になるということは明らかなので、そのためには新たに低所得者でも購入可能な住宅の建設を、官民一体となって推進する必要があるとされています。

そのためにも、建設関連などの分野で、スキルを持った新移住者の受け入れが急務であるとされています。

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たなかよしあき
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