「平成ミドル・マネジメント覚書」#8 戦略・ビジョン② : ビジョンとは「宝島の地図」
■ビジョン
○「10年後のビジョン」
・その手のビジョンはこれまで何度も作らさせた。真面目に作った案は笑われ、お望みのものを差し出して幹部がOKといったものはどれひとつとして実行されたことはなかった。
・そもそも、足下の現実がどうなっているか、それがどういう意味を持っているのかも分かっていないでしょ。上ばかり見ているから転ぶんじゃないの。
○ビジョンとは「宝島の地図」
・地図に描かれている「宝島」は存在しないのかもしれない。しかし、我々海賊にとっては、「宝島」の方角を目指して、乗組員が一致団結して船を進めていくことが大事だ。
○答え=「宝島」はどこにあるか
・答えは原点(創業理念)にしかない。いま立っているところが「宝島」。よく掘るべし。
○ビジョンはすでにひとりひとりの心の中にある
・組織のビジョンは上から下に浸透させるものではない。みんなの心の中にあるビジョンを引き出し、組織のビジョンとの共通点を確認することが重要。
・ビジョンを実行しているひとは社内にたくさんいる。そういったひとたちを見つけてきて、「あなたがやっていることがビジョンの目指している方向です」とサポートしてあげることが重要。
○「語る場」
・いろいろなひとに「語ってもらう場」を作ることが重要である。