
階段の踊り場にて、踊りながら人生の踊り場について考える
「階段の踊り場って、なんで”踊り場”っていうんだろうね?」
小学生女子(娘)というのは、階段を上りつつ、ほんとにシンプルで無垢な疑問を、唐突に投げかけてくる。
「え?・・そ、そりゃぁ、ここで踊るからだろ?(汗)」
というわけで、踊り場でちょっと娘と踊ってみたわけだが。
いい加減なことを言いっぱなしではいけません。
ヘイ尻。
じゃなくて、ChatGPTに聞いてみたら、以下の回答。
階段の踊り場とは?
「踊り場」という言葉は、建物の階段の途中に設けられた広いスペースを指します。この言葉の由来については諸説ありますが、一つの説としては以下が挙げられます。
古くは、宮廷や城などの高級な建物の階段には、広いスペースが設けられ、そこで音楽やダンスが行われることがありました。
このスペースは「踊り場」と呼ばれ、貴族や王族たちが階段の上り下りをしながら、お披露目や社交ダンスを楽しむ場として使用されていました。
そのため、後に一般の建物の階段にも同様の広いスペースが設けられるようになり、「踊り場」と呼ばれるようになったと考えられています。
だいたい合ってたわ。
奇跡的に。
諸説あるってことで、別の説もご紹介。
階段の踊り場が一段の高低差がある部分であることから、歩行者が移動中に方向転換を行う際にリズミカルな動きが生まれることもあり、これが「踊り場」という名称につながったとする説もあります。
見出し画像の写真は直線階段ですが、民家やビルなどの階段では、スペースの関係もあって、ジグザグに方向転換する「折り返し」の場所が踊り場になっていることが多いですよね。
スカートの場合、階段の途中の折り返しで体の向きを変えるとき、ふわりと舞っているように見える姿が「踊り」のようで、踊り場となったという説です。想像するとなんかステキ。
ついでに、もうひとつ別の説がありました。
階段を上がると心拍数があがる=この心臓の鼓動『踊り』という。
それで階段の途中で休むために作られたスペースを踊り場というようになった。
なるほどね。
いろいろな説がありますね。
一応、どれも文字通り「踊り」が由来なのは間違いなさそうですね。
人生も、成長も、踊り場はあるよ
考えてみれば、踊り場がない一直線の階段を延々と上るとしたら、どこで休憩を取ったらいいか分からなくて疲れそう。
そのままダラダラと上り続けていると、徐々にペースが落ち、息切れしてしまいます。
階段の踊り場というのは、ちょっと立ち止まって息を整えるための、いいメリハリになっているのかもしれませんね。
「ここらでいったん休め」と。
勉強、仕事、習い事、スポーツなど、何か目標に向かって取り組んでいること全般、どこかで伸び悩む時期、頭打ちを感じる時期、というのが訪れる経験をした人も多いのではないでしょうか。
日々、生きていて「何か停滞している」と感じても、焦る必要はないってことですね。これが踊り場。次への準備中。
考えてみれば、現在休職中の身も、ある意味では人生の踊り場。
今は息を整える時。
停止してしまったわけではない。
この先、また引き続き、上を向いて上っていくことができるのだろう。
noteの踊り場
今回、どうしてこういう記事にしたかというと、noteを継続投稿していて、最近なんとなく少し停滞気味かなという気がしたので。
ビューなどの数字もそれほど伸びないしね。
少し前までは、次に書く記事のストックがいくつか並行で準備できていたのだけど、書くネタに少し悩むというか、迷いが出たりして。
学校が春休みっていう理由もあるかもしれない。
子供と一緒にいると、完全に1人で集中できる時間が取りづらいし。
踊り場だったら、ちょっと踊ってみるしかないですね。
そのうち、またスッと進むのかもしれません。
どうでもいい余談
観光地の遊歩道とか登山道で、絶妙に歩幅が合わない階段ってないですか?
妙に低い、妙に高い、妙に幅が広い、など。
たいていは、石段だったり丸太が使われていたり。
1歩ずつ上るにも、1段を2歩ずつ上るにも、どっちも合わず、普段より大股か小股かのどちらかに調整しないといけないやつ。
あれ、何なんでしょうね? 疲れるんだけど。
現象に名前を付けてほしいわ。
民家やビルの階段は、ある程度サイズの規格があるのでしょうが、昔の石段や遊歩道を作った人、もうちょっと人間工学について配慮してほしかったぞよ。
そういえば、階段の「踊り場」の由来を調べたとき、とある企業の説明のひとつに、『階段→段差→ダンサー→踊り場』というダジャレ説もあったことを、余談ついでに付け加えておきましょう。