
ネーミングの怪奇:空飛ぶクルマとIターン
ネーミングの怪に関する話題を2つ書きます。
どーでもいいですよ(だいたひかる=古い)回です。
読まなくても人生に何の影響もありません。
空飛ぶクルマ
近年、「空飛ぶクルマ」の記事を見ることがあります。
性能面、安全性、法律など、課題は山積みなので、実用化にはまだ遠い印象ですが、この話題を聞くたびに疑問に思っていることがあります。
どう見ても「空飛ぶクルマ」という名称と、実際の姿にギャップがあります。
「有人ドローン」と呼ぶのがしっくりきます。
中には、「自動車」っぽい姿に翼やプロペラがついた形状の実験機もあるようです。
このように、一応道路も走れるという前提があり、いざとなれば「なんと空を飛ぶこともできるのだよ」というシロモノが「空飛ぶクルマ」っていうのが私の認識でした。
でも、最近の形状の多くは「ドローン」または「ヘリコプター」ですよね。
車輪すらない機種も多いようです。
地上の自力移動はできないよね。
地面では、何か別の乗り物に載せてもらって運ぶのでしょうか?
どこが「クルマ」なんだ?
それとも、”クルマ”とは「車輪が付いた乗り物」と思っている私の考えが、固くて古いのでしょうか?
最近は、地点間を「移動する乗り物」はすべて「クルマ」と表現していいようになったのか?
江戸時代の殿様や姫が乗る「カゴ」も、「かつぐクルマ」なのか。
ソリは「すべるクルマ」って言っていいのか。
訳が分からなくなってきました。
Iターン(アイターン)
お次は、Uターン、Jターンとセットで語られる「Iターン」。
「I(アイ)」はターンしてないじゃん。
転回の要素が入ってないのに、なんて「ターン」なのか?
Uターンは分かりやすいですね。
車の動作にもあるように、転回して元の場所(方向)に戻る様子です。
主に就職でよく使われる言葉で、地方から都市部の大学に進学(または就職)して、また地元に戻って就職するパターン。
Jターンも理解できます。
こちらは、地方から都市部の大学に進学して、地元の「近隣の地域」に就職することだそうです。
地元が田舎過ぎて就職先がない場合など、近くの地方都市に就職する場合もあるでしょうね。
近くだったら、すぐに実家に戻れるメリットもあります。
問題は「Iターン」だわ。
都市部の人間が、地元でも何でもない地方に就職することを表しているらしいんだけど、なんで「ターン」にしたんだろ?
一方通行なのに。
まあ、呼び方は何か都合があったのでしょうけど。
単に分かりやすいように「U」と「J」に乗っかったんでしょうかね。
まあいいや。
どうでもいい話でした。