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2通りの「しょうがない」を意識する

「しょうがない」という言葉について。

「しかたがない」とも言うし、関西なら「しゃーない」とも言います。

どうしようもないこと、自力では何ともできないこと、済んだことだから諦めの言葉、まあこんな感じでしょうか。

漢字で書くと「仕様が無い」。

日本国語大辞典で意味を調べると、以下のように書かれています。

しようがない
①なすすべがない。よい方法がない。
②始末におえない。手に負えない。扱いに困る。

日本国語大辞典

この2つの意味というより、今回の2通りの「しょうがない」は、「ポジティブなしょうがない」と「ネガティブなしょうがない」の2つがあると思うので、これについて書こうと思います。

ポジティブな「しょうがない」

いつまでも、うじうじと悩んでいてもしょうがないので、すっぱりと忘れて(諦めて)先へ進む、という前向きな「しょうがない」。

過去は変えられません。
後悔しても無駄であれば、その経験を糧にして、前を向いた方がよい。
ミスや失敗なら、なかったことにはできないから、きちんと後始末を付ける、再発防止策を講じるなどの対処はできます。

また、自分の力ではどうすることもできないこと、例えば法律や規則などに対して抗うのも時間と労力の無駄です。
会社の社内規則や、決定済みの事項に対し、孤立奮闘で戦いを挑むのも同じ。
苦労のわりに、得られるものよりも失うもののほうが多い気がします。

こういう場合は「しょうがない」ことは置いといて、「さあ、次」と前向きなことをするほうがいいですよね。

ネガティブな「しょうがない」

対して、ネガティブな「しょうがない」は、できることがあるにも関わらず、それをせずに最初から諦める、って感じ。

課題を解決できる方法を探ることを放棄する、ってこと。
思考停止とも言えます。
これはあまり良くないですね。

過去投稿で、関連する記事を思い出したので共有します。
1年以上やっていると、記事ストックがあるのがいいですね。

自分の頭で考えずに、「しょうがない」で諦めてしまうのではなく、「どうすれば~か?」を考えるのが大事。

ネガティブな「しょうがない」は、社会が悪い、政治が悪い、などの他責思考の時もあれば、「私が悪いんだから」という自己批判が原因だったりします。

これは自然な感情なので、完全に悪いことではないのですが、もし「これはネガティブなしょうがない」だと気付いたら、問題解決のための前向きな行動に繋げられないか、考えてみるといいと思います。



さいごに、しょうがなく生姜の画像を貼っておきます。

生のショウガ


生姜って、なんであんなにややこしい形状をしているんでしょうね。
野菜や果物の中で、最も「不定形」な形だと思います。
つまり、絵に描くのが最も難しい野菜No.1だと思っているのですが、いかがでしょうか?

AIに描いてもらった

画像生成AIに頼んだら、見事な近代アートのような展示物ができました。

これを見て、しょうがない人生を、しょうがある人生に変えてみてください。

きっと未来は明るいと思います。


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