いろんなことの突破口になったこと
心の面でも、意識の面でも、行動の面でも、体の面でも、陰湿な自分に気づいてからが大きく変化したように思う。
それまで全く気づいていなかった自分の中にある陰湿さ。
膝から崩れ落ちるぐらいすごくショックだったけれど、それに気づいてからが本当に楽になった。
これをきっかけに、自分のことも物事についてもある程度俯瞰して見られるようになったと思う。
陰湿な自分に気づいた体験についてはこちら
KASAMURA METHODで1カ月半ほど感情を感じて、その後自分の裏の顔に気づいたのはランニングをしていた時だった。
父との関係についての突破口も、感情を感じた後のランニングで出てきた。
私にとっては、KASAMURA METHODとランニングの組み合わせが、自分の無意識にアクセスする鍵のように思う。
なぜランニングなのかと考えると。
ランニング中は体の状態は考えながら走るけれど、それ以外は基本的に日常の良いことについても悪いことについても考えていない。なんなら何も考えていない。そういう無に近い状態になりやすいのが私にとってはランニングで、そこに無意識が出てきやすいのかもしれない。
KASAMURA METHODとは別にユング心理学では、自分の中の容認されず生きられなかった部分をシャドウと言っていて、シャドウを自分の中に統合することで真の自分として生きられると言っている。
シャドウのことは以前から知っていたけれど、自分が経験するまでピンと来なかった。今は、その通りだと思う。
ユング心理学についてのおすすめの本は
ただし、心の状態や精神状態は人によって程度も症状も違うので、絶対万人に合うというものはないと思う。
私もとても苦しくてとにかく何かに縋りたかった期間が長かったので、苦しんでいる人の気持ちは痛いほど分かる。
なので、私の方法が合っている人もいるかもしれない、その思いで書いている。
私も今まで色々と試してきた。
お金も使ってきた。
緊張しっぱなしだったので、癒されればいいと思い癒しにもあれこれ手を出した。
癒しはその場は気持ちがいいけれど、すぐに元に戻ってしまう。
お酒もその場は現実を忘れさせてくれるけれど、現状は何も変わらない。
緩まなきゃと思ってストレッチなどをするけれど、何事もうまくいっていると誤魔化して見せている人生だったので、その誤魔化しがバレないように常に緊張しているので、気持ちよさは感じても緩めなかった。
結局は、一番受け入れ難い自分の一面に気づいたことが道を開いたきっかけだった。
私は自分が思っている自分と、陰湿な自分との乖離がひどかった。
みんながみんなひどい乖離を持っているわけではないと思う。
裏表の少ない人もいる。
そういう人は、心の状態で悩まないだろうし、緩んだり癒されたりしたら元の状態に戻れるのかもしれない。
ショックだった自分の姿を受け入れ、その上で前に進もうと思えたのは、体の状態をある程度上向きにしていたことが良かったように思う。
具体的には、しつこいけれど、低血糖対策とカイロプラクティック。
乖離が少ない人生だったらまた違っていたのではないかと思うけれど、私は乖離させないと生きて来れなかったのだと思う。自分を乖離させることは、私の生存本能だったのだと思う。
だから、後悔しかない過去も仕方なかったと思う。私は一生懸命生きていた。
これからも自分を抱きしめて一生懸命生きる。