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Step#256|さよなら、またな。
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今日は同僚Hさんの送別会。
Hさんのいるチームに私が異動したのは
今年の4月なので、一緒に働いたのは、
半年とちょっと。
当初から力を持て余していると
思っていたので、時間があるうちに
どんどん外に飛び出して、自分の力を
試した方がいいと思っていました。
そんな背景もありますが、
彼女の決して敵を作らない陽気さが
周囲をとても明るくしていたので、
嬉しさと寂しさが混在しています。
日々、仕事の合間にバカ話をし、
時折名言もいただきました。
今思ったことは今伝えなきゃダメ
明日は明日言いたいことが出てくる
これは座右に置いています。
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私が彼女と同じ20代半ばは、
営業マンをしていたので、
営業目標未達と将来への不安に
過剰に支配される日々でした。
営業マンをしながら、
自分の居場所はここではない
でも何をしたらいいんだろう?
という思いに苛まれていました。
鬱屈とした日々を過ごす中で
弱い立場の人のために体を動かそう
人生を懸けられる仕事がしたい
社会の声なき声を拾うのが私の仕事
こんな思いと憧れが相まって、
新聞記者を志し、試験を受けるため
全国各地へ奔走しました。
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結局、30代も医学部編入試験と
仕事にすべてを注ぎ込み、
「合格」が得られないまま
人生の残り時間と預金残高が減りました。
これで良かったのだろうか?
今でもよく自問しますが
これで良かったのです。
幻冬舎の見城徹社長曰く、
「結果の出ない努力に意味はない」ですが、
1つのことに執着し、奔走した日々には
意味があると思っているし、
これから意味を持つような生き方を
しなければならないとも思っています。
アラフォーになって、
忘却の彼方に消えた物理の公式や
化学の周期表と向き合った時は、
気持ちが萎えましたが、
酒の肴や人生のいいネタになります。
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Hさんは次の会社で
自分がずっとやりたかった仕事に
就けると言っていました。
何したらいいんだろうか?
と思い悩む大人が多い中で、
自分のやりたいことを見つけ、
それを仕事にできるのは、非常に尊いことです。
いつの日かお互い成長した姿で会えれば、
それはそれで望外の喜びです。