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416. ジェンダー・クィアを名乗る人はLGBTの活動家(アクティビスト)なんですか?
「ジェンダー・クィア」を名乗る人全員がLGBTの活動家(アクティビスト)であるわけではありません。
「ジェンダー・クィア」はジェンダーのアイデンティティの一つであり、それを名乗る人は自身のジェンダーアイデンティティや性表現に関して伝統的な二元的なジェンダーのカテゴリー(男性/女性)に当てはまらない、またはそれを超えたり挑戦したりすることを表そうとしています。
今回、海外のサイトで調べた中で、Laura A. Jacobs(ローラ・ジェイコブ)という性的マイノリティ当事者の精神科医の方が次のように語っています:
「私にとって、"genderqueer"(ジェンダークィア)は、言ってみれば、ジェンダーの「クィアリング(異質化・変容)」を表しています。これは、非常に政治的な意味でのジェンダーとの遊びであり、私たちの文化のジェンダーのステレオタイプを強調するために、ジェンダーの標準に挑発的になることです。」
このように「ジェンダー・クィア」という言葉に政治的な意味を持たせる場合もあると思いますが、この引用はこの方(個人の)考え方であることに注意が必要です。
この言葉を使うからと言って、その人が「政治的な意図」を持っているとは言えません。人それぞれ考え方が違います。
一方、活動家(アクティビスト)は、特定の問題のために積極的に活動や運動を行う人を指します。
LGBTQ+の活動家は、LGBTQ+コミュニティの権利や認識の向上を目指して活動する人々を指します。
したがって、ジェンダー・クィアの人の中には、LGBTの活動家として活動している人もいれば、そうでない人もいます。
ジェンダーアイデンティティとアクティビズムは必ずしも一致するものではありません。
参考資料
画像:UnsplashのGayatri Malhotraが撮影した写真