シェア
吉村 剛
2024年1月9日 11:28
2024年2月13日 11:31
第9話 『タケちゃん頑張る(見下す奴は許さへんねで~)2』 このシリーズNO.2である。初めこの2の話を書こうと思って書き始めたら前置きだけで8話になってしまった。だからこの2が初めから書きたかった内容である。 小学6年生の時の話である。僕らの勝浦小学校もご多分に漏れず秋に運動会があった。運動会の目玉種目に6年生のクラス対抗100m走があった。僕のお父ちゃんは、若い頃短距離で国体へ何回も出
2024年2月15日 22:12
第11話 『勝浦の子供達よスイカ氷に誇りをもて』 たまには食べ物の話を。 「うって~。うって~。おばちゃんうって~。」勝浦の子供達は昔から駄菓子屋の玄関を入るときは、この言葉を言う。売ってください、という意味。勝浦の子供達は行儀がよいのだ。(ほんまかなぁ~。)「はい、はい、何にするんかいのお~。」駄菓子屋のおばちゃんは店の奥から現れる。僕らの子供の時は、勝浦小学校の入り口の所にイトウ、入り
2024年2月20日 15:45
第12話『勝浦は、昔サンマで有名やったんやで』 勝浦に生まれ育った僕は、実家が、ひいじいちゃんの時代より約100年続くマグロの仲買で、マグロによって僕は大きくなったと言っても過言ではない。 実家は今、弟が継いでいるが、そのおかげで僕は観光の仕事に従事している。仕事柄、勝浦の恩人というか巨匠にお話を伺うこともあるのだが、今回はTさんの話を元に勝浦の漁業のことを書きたいと思う。明治、大正時代
2024年2月27日 20:40
第13話『第1回まぐろ祭り。その1』 今回より僕が携わってきたイベントに関し後世に伝えるために(大げさやけど、語り伝えてもらう為に)覚えている事を書きます。但し記憶なので事実と違っている場合もあることをあらかじめご了承ください。また、すべて実名で書かせていただきます、ご了承ください。 僕は、平成5年の12月に那智勝浦町観光協会で働くようになった。当時観光協会は、今の海産物センターの3階
2024年4月22日 22:10
第24話『おまぜ』 なんとすばらしい言葉「おまぜ」、なんと分かりやすい言葉「おまぜ」たった3文字「おまぜ」、勝浦の人間で知らん人はいないと思う「おまぜ」とっても丁寧な言葉「お」がついている「おまぜ」、ちょっとエッチな言葉「おまぜ」、泣いている赤ん坊が泣きやむかどうか分 からない言葉「おまぜ」、その状態がそのまま言葉になった「おまぜ」聞いただけでよだれが出てくる「おまぜ」、みんな大好き