カフェ開店への道【第39回】2024.12.8
開店まであと246日
昨日ハラスメントについて投稿しましたが、なんかモヤモヤしてまして…
今日改めて読み直してみて、「する側」の存在を認めているかのように思われるのは本意ではないので、ちょっと補足します。
まず、パワハラについては、いわゆる「パワハラ防止法」(正式には「労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等に関する法律」)が、大企業は2020年6月から、中小企業は2022年4月からすでに施行されています。
・優越的な関係を背景とした言動
・業務上必要かつ相当な範囲を越えたもの
・労働者の就業環境が害されるもの
をパワハラの要件として定義しており、具体的には、
・身体的な攻撃
・精神的な攻撃
・人間関係からの切り離し
・過大な要求
・過少な要求
・個の侵害
をパワハラの類型として挙げています。
「明らかにクロ」という事例の水面下に、実際にはグレーゾーンが存在していて、そのあたりの取り扱いが難しい面もあるのは事実ですが、昔のようなイデオロギー…若者(部下)は鍛えないとダメだ!みたいなアナクロな考えはこの時代、完全にアウトです。
さて、一方で、カスハラについては、どうでしょうか?
将来歴史を振り返った時に、「2024年はカスハラ対策元年だった」と言えるかもしれないほど、今カスハラ対策が熱い🔥
カスハラ気質の方は、時代に乗り遅れないようにしてくださいね😘
ちょうど一昨日、郵便局でボーーっと順番を待ってたら、写真のようなポスターが目に入ってきました。
どこかの銀行だったか、飲食チェーンだったか…カスハラは許しません‼️みたいなポスターを貼ったというネットニュースは見ていましたが、目の当たりにしたのは初めて。
なるほど、世の中はカスハラ根絶に向けて動いているんだな、と実感しました。
現在のところ、カスハラとは何かを明確に定義した法律の規定はないようですが、厚生労働省が作成した「カスタマーハラスメント対策企業マニュアル」では、カスハラ行為の典型例として、次のようなものが挙げられているそうです。
・店内で大声を上げて恫喝する
・従業員に土下座を要求する
・言いがかりで金品や過剰なサービスを要求する
・頻繁な電話や長時間の電話で苦情を述べる
・従業員に対する暴言や暴行
・特定の従業員に対するつきまとい
・退去を求められても店内に居座る
「お客様は神様」=何をやっても許されるという時代は終わりを迎え、今後は上記のような行為は不法行為と明確に法制化され、即アウトとなる時代はすぐそこです。
パワハラ、カスハラされる側の保護が進むのはたいへん良いことですね、っていうか、遅すぎたような…
体感としては、
・セクハラはかなり撲滅されつつある
・パワハラはする側が注意し始めた
・カスハラは未だにけっこう散見される
って感じかと思ってますが、皆さんの体感度合いはどうでしょうか?
歴史を振り返ってみると、セクハラとか、パワハラとか、まず言葉が定着すると、する側が気をつけるようになる、ということが最初に起こり、だんだん社会に撲滅意識が浸透していく…という過程を経るような気がします。
そういう意味でも、2024年はマジにカスハラ撲滅元年かもしれません。
すべてのハラスメントは
①する側の意識改革(マインドセット)
②された側が言うべきことは言う
③企業・組織・店舗がハラスメントが起こりにくい環境を整備する
の三位一体で取り組まなくてはなかなか根絶できないもの。
カスハラ防止が本格化する2025年に開業するワタクシとしては、法の後ろ盾はたいへんありがたくもあります。
👉今日の学び、気づき
時代は変わる
The times they are a-changin’