サントリー美術館で、6月12日まで、大英博物館 北斎 ー国内の肉筆画の名品とともにー が開かれています。(チケット:1,700円)
大英博物館 北斎 ―国内の肉筆画の名品とともに― サントリー美術館 (suntory.co.jp)
案内には、以下のように書かれています。
偶々、東北大学の田中英道先生の本を読んでいた最中でしたので、良いタイミングでした。
フランスを中心としたジャポニズムへの影響を与えた《冨嶽三十六景》の景色がそこにはありました。精緻で微妙な構図、表現、色使い、筆のタッチ...皆さん、引き込まれているのでしょう、一つ一つをじっくりご覧になられていました。
それ以外にも、初めて目にした「弘法大使修法図」などが展示されていました。《冨嶽三十六景》とは全然雰囲気が異なります。田中先生の本の中には、
また、北斎は、名前を何度も変えています。勝川春朗(美人画:豊満で頬の下もふっくら)➡叢春朗➡俵屋宗理(画風一変/美人画:細面の顔)➡可候➡不染居北斎(下細りほっそりした女性)➡北斎辰政➡ という名前の由来についても展示されていました。ここでは田中先生の説明を引用します。
あと、面白い説明として、「師造化」という言葉です。