杉並清掃工場を見学
東京二十三区清掃一部事務組合が管理する杉並清掃工場は、1982年に設備が完成、600トン/日の焼却能力を持っており、隣接する高井戸地域区民センターに給熱配給を行っている。
2017年9月に完成した新工場では、工場外周に、ウォーキングロードが設置され、また、工場内には、東京ごみ戦争歴史みらい館、高井戸の里 あし湯が設置されている。
設備概要は、以下の表の通りです。
また、設備構成、プロセスフロー図は以下のようになっています。
ごみ収集車を受け入れるプラットフォームが9つ並列に設置されており、ごみ収集車は、そこで積んできたごみを、ごみバンカに投入する。ごみクレーンがごみをかき混ぜ均一にし、焼却炉に投入する。消却により、1/20に減容化される。
焼却炉は800℃でごみを焼却する。下流にはスチーム回収装置があり、焼却時に発生する熱でスチームを発生、熱供給や発電に利用している。
その後、排ガスについては、減温、ろ過集塵、洗煙、脱硝などの処理を施した後、160mの煙突から放出される。当然ですが、汚水処理設備も稼働している。
杉並清掃工場では、ウォーキングロード、杉並清掃工場の模型展示(エントランスホール)、東京ごみ戦争歴史みらい館、環境学習施設高井戸の里あし湯を自由に利用できます。すべて、きれいに管理された設備でした。
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