WHOがサル痘の感染経路を公開

サル痘の感染経路についてのWHO見解です。あまり心配しなくても良いのかも知れません。

WHO Discloses How the Recent Monkeypox Outbreak Is Spreading (theepochtimes.com)

 

WHO当局者は月曜日、北米とヨーロッパで最近発生している猿痘ウイルスは主にセックスを通じて広がっているとし、一方でこれまでに約200人の患者を確認したと発表した。
 
ウイルス自体は性行為で感染するものではないが、WHO当局によれば、最近の感染者の急増は同性愛の男性に関連しているという。しかし、一般に中央・西アフリカに限定されているサル痘は、誰でも感染する可能性があるという。
 
WHOの天然痘研究を統括するロザムンド・ルイス博士は、SNSのストリーミングイベントで、「過去5年間にヨーロッパで、旅行者だけのケースがいくつか見られたが、アフリカの流行地域に旅行していない人たちに、同時に多くの国にわたるケースが見られるのは初めてだ」と述べた。
 
これまでのところ、米国では少なくとも 2例が確認されており、3例目の疑い例がフロリダ州の当局によって調査されている。ニューヨーク市とマサチューセッツ州でも患者が報告されている。
 
"多くの病気は性的接触で感染する可能性がある。HIVや肝炎などの性感染症、つまりSTDについてWHOに助言しているアンディ・シール氏は、「性的接触によって咳や風邪をもらうことはあっても、それが性感染症であるとは限らない」と言う。シール氏によれば、サル痘はSTDとはみなされないという。
 
一方、世界保健機関の感染症に関する諮問委員会の議長を務めたデビッド・ヘイマン博士は、AP通信に対し、スペインとベルギーで開催されたイベントでの性感染説が有力であることを明らかにした。サル痘はこれまで、動物の風土病であるアフリカを越えて広範囲に発生するきっかけにはならなかった。
 
「猿痘は感染者の病巣に密接に接触することで広がることが分かっており、今回、性的接触がその感染を増幅させたようだ」とヘイマン氏は語った。
 
ヘイマン氏は、「誰かが感染し、病変が生じ、そして、性的または密接な、物理的な接触があったときに、他の人に広まった可能性が高い」と述べ、「これらの国際的な出来事が、世界中、米国、および他のヨーロッパ諸国での流行の種になった」と付け加えた。
 
先週、ベルギーの当局者は、サル痘に感染した個人に対して21日間の強制検疫を実施すると発表した。AP通信が入手した国会議員への政府報告書によれば、ドイツではスペインのカナリア諸島とベルリンでの「性行為が行われたパーティーイベント」での曝露に関連した4人の患者が確認されている。
 
「これはCOVIDではない」とHeymann氏はAP通信に語った。"我々はそれを遅らせる必要があるが、それは空気中で広がらないし、我々はそれに対して保護するためのワクチンを持っている。"
 
ヘイマン氏は、猿痘が症状のない人々によって広がる可能性があるかどうか、研究を迅速に行うべきであり、この病気のリスクのある集団は、身を守るための予防策を講じるべきだと述べた。
 
症状は、発熱、体の痛み、発疹などです。天然痘ウイルスと近縁ですが、サル痘は一般に症状が軽微です。猿痘は、天然痘ウイルスの症状期にリンパ節の腫脹が見られ、その直前に口の中や手足に広がる腫脹性発疹が現れることで天然痘と区別される。