見出し画像

灯油も値上げ?今年の冬は寒~いのか?

COP26を迎えた英国やEUは、エネルギー危機にあるといわれました。厳しい冬の訪れの一方で、風が十分に吹かずに風力発電が機能しませんでした。

脱炭素の推進のためか、CO2排出量の少ない天然ガスへのシフトが進んでいましたが、COVID19後の経済活動の再開に伴い、天然ガスへの需要が増大し、需給バランスの関係から、天然ガス価格が急騰しました。

化石燃料への投資も控えられ、その他の化石燃料である石炭価格も高騰しています。英国の発電事業者などは、打開策として、相対的に安価で安定的な石炭への回帰を進めているようです。

日本の冬はどうなんでしょう?ここ何年かは温暖化といわれていたので、確信はありませんが、今年は例年よりも寒いような気がします...温暖化を叫ぶ人たちが多い一方で、世間一般とは違って、寒冷化を心配している人もいるようです。生死という点からは、寒冷化の方がずっと危険だということです。

世間一般というより、世界のビジネス界は、温暖化を前提に温暖化防止対策、CO2排出削減対策に膨大なお金を投じて事業展開を進めています。日本も例外ではなく、高効率で低排出の発電技術の開発、CO2捕獲、CO2貯留などに多額の投資を計画しています。

日本の先進的な発電技術を世界に普及すれば、それだけで年間10数億トンのCO2が削減できるといわれています。これは、日本が年間に排出するCO2量に相当します。日本のCO2排出量は、世界全体の3%弱で、断トツは中国、それに米国が続いています。日本で最大限削減したとしても、中国がちょっとでも増やせば、日本の努力は無になってしまいますが...

そもそも、CO2を削減するというのは、これが地球の気温と相関があるという前提を置いているからなんですが...本当にCO2増加量と気温に直接的相関がある、CO2を減らせば、気温は下がるのでしょうか?

ここ数年、大雨によって大量の流木が発生していますが、その原因は土壌の保水力が弱体化しているためといわれています。温暖化を止めるためにCO2対策に何兆という投資をしていますが、気温との相関も明確でないため、効果は期待できないと思います。

それよりも、治水対策、森林計画を具体的に実施していく方が成果を得るのではないでしょうか。そういう趣旨で書いた論文の一部です。

【If CO2 is not a real cause of the global warming, the current program is sort of questionable and must be reviewed so as to make it useful. Pros about the CO2 reduction program are that we can pursue and innovate specific technologies of highly-efficient power generation system, new energy, new materials, etc. so as to care precious natural resources. On the other hand, cons about the program are that its outcome does not directly correlate to the reduction of the global temperature and that it is quite hard to attain and/or feel its cost effectiveness. We should focus on which targets will do the most social good relative to their costs.】

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?