この世の中から無くなればいいなとぼくが思うものは、たぶん疑問の数だけあるんだろうな。
PTAもその1つにカウントできる。
かもしれない。笑
歯切れが悪いのは、自分自身でやったことがないので、なんとも言えないところがあるからです。
では何で無くなればよいと思うのかというと、よく聞かれる話はだいたいこんな感じ。
みんな役員になりたがらない、時に押し付けあったり、じっと目を伏せて、なるべく大役にならないように互いを牽制する。
こんな様子を聞いたことは一度や二度ではないです。
実はぼくの妻が10年以上前に、会長になったことがあります。なので、その話はリアルに聞いてました。あまり深刻に物事を考えない彼女は、それなりに楽しんでやっていたようですが。笑
そして今日、ぼくの友人のひとりからPTAの規則で苦しんでいるという話を聞いた。
彼女はとても明るく、誠実で前向きな人です。
PTAの役員になって、みんなが笑顔で活動できるようにすることが目標でした。ある行き詰まった問題を解決するために提案したことが通らなかったのです。
あらましはこうです。
PTAには選考委員という役割がある。次の役員を見つけるお役目で、声をかけるだけで嫌な顔をされがちな過酷な役割。
で、なかなか次の受け手が見つからず、そのうちの一人(仮にAさんとしましょう)が自ら役員になりたい!と手をあげたそうです。
ただ、規約には選考委員は役員になれないという規則があるそうです。まぁ自ら生贄になる不幸を防ぐためのルールなんでしょう。その意図自体は理解できます。
Aさんご本人は前向きに、役員を引き受けたいと思っていたようですが、その規約が盾となり、却下されました。そして、問題は解決されず、前向きな提案が却下され、だんだん雰囲気が悪くなっていってるそうです。悲しみ。
話してくれた友人は悲しげ。みんなをハッピーにするために作られたはずの規則が、自分たちをがんじがらめにして苦しいのだといいます。
なんかすごくわかるー。
疑問に思ったので、日本PTA全国協議会のホームページなどで、成り立ちや目的、現状などについて一通り確認してみました。
そこにはこのような一文がありました。
PTAは成人教育の場でもあります。
より良い保護者・先生であるためには、自ら学び研修に励む必要があります。より良い大人であることが、子供たちの健全教育のためには大切なことです。
ガチでPTAの是非を語るには準備が足りないので、そこは置いておきますね。
ただ、なるべく目立たないようにして役割が通り過ぎるように、問題があっても任期さえやり過ごせばよいとする態度が、より良い大人とは思えません。その姿を子供たちに見せたいとも思いませんし、見せてほしくないです。
こういうことってよくあります。
理想を掲げてるけど、無理のある制度。
それは幸せの行方とはほど遠い。
そしてそこでは、たびたび受け手の態度が問題視されたり、変えたりすることが試みられます。受け手の問題になっちゃう。
でも、受け手が悪いのかな。
まぁぼくは面倒臭いから、なんなら自ら会長とかになっちゃうタイプですが。笑
態度を変えようとするのではなく、制度を変えるというのがこれから求められるんじゃないかな。どうでしょう。
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