見出し画像

ラグジュアリーはサスティナブルになれるのか

贅沢品や高級品などを指してラグジュアリーといいます。
ラグジュアリーホテルとかね。

似たような意味で使われる言葉で、見栄えだけが豪華なものはゴージャスというらしいです。

WWDの編集長のレターで、最近は「ハイブランド」という呼称が好まれると書かれてて、いろいろ疑問が湧いてきました。

最近、若い世代は「ラグジュアリー・ブランド」の代わりに「ハイ・ブランド」という言葉を使っているように思います。加えて、我々がこれまで「ラグジュアリー・ブランド」と捉えていたブランドの一部が「ハイ・ブランド」という自称や他称を好むようになってきたなんてハナシも聞くようになりました。

「WWDJAPAN」編集長 村上要さんのレターより

湧いてきたというより、いままでモヤっとしてたことが、表出してきた感じです。

ラグジュアリーには、豪奢で贅沢、オーバースペックなイメージがあります。拝金主義的な匂いもする。そのことが、ミニマルで本質的なものとは対照的に捉えられてしまい、ネガティブなイメージを持つのでしょうか。
贅沢な食生活、飽くなき欲求を煽る商業主義が、フードロスのような問題を引き起こしてるように。

ハイブランドには、そういった手垢がついてないので、ポジティブなイメージを持てるんでしょう。単語の響きもシンプルで好感もてます。

そして今後のブランド経営を支えることになるミレニアル世代は、地球環境への関心が高く、サスティナブル戦略は最重要課題。その舵を切る意味もありそうです。

サスティナブルな文脈で、世代を問わず共感されるMOTTAINAIという言葉があります。世界に誇れる美しい話が大好物な日本人のキラーワード。
このもったいない精神は、サスティナブルであることは疑いもない。

と、いいたいところですが、疑問マガジンらしく、そこはいったん立ち止まってみる。「タンスの肥やし」に代表される別の大罪があるし、MOTTAINAIが適切に発動されてない事例もたくさんありそうです。

とはいえ、多くのモノを所有せず、大事に使っていく流れは確実に続いていく。

ミレニアルではないオヤジ世代としても、オシャレで、古びず、丁寧なメンテナンスによって、ながく着続けられるファッションでありたいと思いますけど、なかなか難しい選択ですね。

そういえば、ずっと気になってるんですけど、フランス人は10着しか服を持たないっていうの。
1回やってみようとトライしたけど絞りきれんかった。この年末にもう一度トライしてみようかな。

ここから先は

0字

この記事は現在販売されていません

いただいたサポートは次の創作に役立てます。 これからもどうぞよろしくお願いします。