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日本のSaaSはなぜ問い合わせしないと使えないのか

日本のSaaS(Software as a Service)業界では、なぜか多くのサービスが「お問い合わせください」という形式を採用し、価格やプランの詳細が公式サイトに明示されていません。正直なところ、このビジネスモデルには多くの無駄があり、ユーザーから見ると「イケてない」と感じざるを得ません。


1. 営業マンが多すぎる問題

日本企業では営業チームがサービス提供の中心になっているケースが多く、無駄に多い営業担当者を抱えることで、結果的にサービスの料金が高くなっています。顧客ごとの商談が必要という理由で、カスタムプランを押し付ける姿勢は、正直古臭いとしか言いようがありません。

2. 不透明な料金体系

料金体系が複雑だからといって、料金を非公開にするのは時代遅れです。ユーザー数、機能、利用期間など、いくらでも標準化できるはずですが、「お問い合わせください」を掲げている企業は、どうも「値段を隠して高く売りたい」という思惑が透けて見えます。

3. 不要な個別対応主義

顧客との対面対応を重視する文化は、一部の企業には有効かもしれませんが、ほとんどのユーザーは手軽に料金を確認し、すぐに利用を開始したいはずです。過剰な個別対応にこだわる姿勢は、コストの増加と非効率の温床です。

4. 外資系SaaSとの対比

海外のSaaSはウェブ上で料金が明示され、すぐに利用開始できるセルフサービス型が主流です。これに対し、日本のSaaS企業は不透明なビジネスモデルに固執しており、国際的な競争で不利な立場に立たされる可能性があります。

5. 今後の展望

料金を明示する一択です。透明性を高め、ユーザーが簡単にサービスを選べるようになれば、市場競争はさらに活性化するでしょう。

というわけで新規開発したマーケティングSaaSでは、料金を開示し、さらにユーザ様に実際に触っていただくためフリーミアムプランも用意しました。

まとめ

日本のSaaS業界が「お問い合わせください」を続けるのは、営業主導の文化や不透明な価格設定、過剰な個別対応といった古い慣習のせいです。しかし、これらの問題に気づいた企業が市場をリードすることで、透明で使いやすいサービスが広がることを期待したいものです。


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