お椀五客の塗替えです。
乾燥で内側がひび割れ塗りが浮き上がっていました。口縁部は木地から割れています。
亡きご両親の金婚式の引出物だそうで、思い出の品なのでいつか塗替えをと思いながら、長年しまわれていたそうです。
桐箱に秋田の「川連漆器」の文字がありました。
漆は目的の色を作ることがとても難しい為、修繕の際に同じ色を再現するのに時間を要します。
「共漆(ともうるし)」と言って、制作者は制作時に使った同じ漆をお持ちのことがある為、修理はなるべくなら同じ方に依頼するのをお勧めしますが、購入先が分からない場合はお近くの漆器屋さんなどにご相談されてみて下さい。
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