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中学社会科のネタ帳その23 義経の最後と弁慶のエピソード


壇ノ浦の戦いの後、義経と接近したのが後白河法皇でした。彼は源氏の勢力を割る意味でも義経に近づきました。後白河法皇に認められることで、義経は権力を拡大していきます。
しかしこれをよく思わなかったのが源頼朝でした。
頼朝は義経と対立します。
義経は幼い頃から拠点を転々としていた人物でした。いざ頼朝との戦いになると、東国に強い地盤を持つ頼朝に対して義経の味方は少なく、頼朝に次第に追い詰められていきます。
そのうちに義経は彼が青春時代を過ごした地とされる奥州の藤原氏に身を寄せます。しかしここでも頼朝の圧力に耐えきれず、最後は自害して彼の人生は幕を閉じます。
弁慶(べんけい)という有名な人物がいます。弁慶というのは義経の部下の1人でした。様々な逸話が伝えられている人物です。(諸説あります。)
弁慶の泣きどころ、とか言いますよね。弁慶でも泣いてしまう位の急所のことを言います。逆に言うと、弁慶はそれくらい強い人物という事です。
彼は最後、義経を守るために戦います。数多くの敵を倒し、最後は薙刀を片手に仁王立ちのまま亡くなったとされる逸話があります。
ワンピースで白ひげ(エドワード・ニューゲート)という人物がいます。ワンピースの世界では、1つの時代を作った男。もう、すごくカッコいいです。
彼も最後、仲間を守るために多数の敵と戦い、立ったまま亡くなります。このエピソードは弁慶のエピソードをもとにしているのではないか、とされています。
戦の名人であった義経。戦場に立つ数は圧倒的に義経の方が頼朝より多かった。対して頼朝は「政治の名人」といった感じの人物。政局を読む力にも長けていたのでしょう。
では頼朝はどのような政治をしたのか?
次回に続きます。

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