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中学社会科のネタ帳その18 摂関政治→院政へ

平安時代になり、藤原氏が実質的に政権を握りました。それに嫌気がさした天皇がいます。それが白河天皇。彼は藤原氏の影響力を薄めるため、まず結婚後の生活から変えた。
それまでは結婚したら、妻の家に夫が入る事が多かった。すると、当然妻の父や母→藤原氏の影響が強い。そこで彼は結婚後、妻の家族とは別の世帯で住んだ。これにより、藤原氏の影響力は薄まった。
また、彼は早くに堀河天皇に天皇を譲り、自分は退位し上皇となり政治を行った。
この天皇を退位し、上皇となり行う政治を院政と言います。
堀河天皇は当時8歳。白河上皇は自分の思うように政治を行うことができた。
この院政という政治形態がしばらく続きます。
でも、摂関政治も院政も、結局は「代理人による政治」。代理人が藤原氏なのか、上皇なのかの差です。
天皇の立場からすると、どちらの政治であってもやはり不満がある。その中で上皇と天皇の対立が起こります。
上皇vs天皇。皆さんが天皇や上皇なら、どんな人を味方につけたいですか?やはり戦いに強い人でしょう。
いよいよ、武士の登場が近づいてきました。
次回に続きます。

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