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認知機能維持のために

筆者は中高年世代。嫌でも老化を実感する日々ですが、中でも「脳の老化」は大変気になるところです。
認知機能を維持するためには、心がけるべき生活習慣や活動があります。
心身の健康だけでなく、脳の健康ということも意識したいと思います。

世界保健機構(WHO)は認知症の発症や進行を遅らせるために、12の危険因子についてガイドラインを発表しています。
脳の健康のために心がけたいポイントは以下のとおりです。

1.定期的な運動
運動が脳の活性化に良いことは、多くの研究で明らかに。
2.禁煙
喫煙者は非喫煙者の1.3~1.4倍、認知機能が低下しやすいです。
3.健康的な食生活
たっぷりの野菜と魚などの良質なタンパク質は脳の健康にも重要です。
4.節度ある飲酒
適度の飲酒はストレスの解消になり、認知機能低下リスクも低くなりますが、飲み過ぎると認知機能の低下につながります。
5.体重のコントロール
特に中年期の肥満は認知障害と密接な関係があります。上記1や3を心がけ、健康的に減量しましょう。
6.血圧のコントロール
中年期の高血圧は高齢期の認知機能の低下リスクを高めます。
特に減塩を心がけましょう。
7.血糖のコントロール
糖尿病の人が血糖のコントロールをせずに放置すると、認知機能の低下リスクが上昇します。
8.脂質のコントロール
血中コレステロールの上昇は、認知機能低下の原因になると言われています。
9.心の健康の維持
心の健康は認知機能に大きく影響します。休養と、質の高い睡眠が大切です。
10.聴力の維持
中年期の聴力低下は認知機能の低下リスクを増大させるという報告があります。
11.知的活動への取り組み
考えたり、記憶したり、判断したりすることは、急速な認知機能低下を防ぎます。
12.社会活動への参加
社会参加の減少や孤独感は認知症リスクが上昇します。社会との繋がりを作ることはとても大切です。

自分に合った食事や運動で、認知機能の維持に努めましょう。