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結果良ければ全て良し?

前回も話したように、現代は効率や生産性が重視される世の中だ。この世界では、結果こそが全てとされる。結果が出せれば、手段は問われない。逆に言えば、結果が出なければ、全てのことは「無駄」ということになる。

だけど、本当にそうなのか?確かに結果を出すことは重要だ。だけど、結果に至るまでの過程の方が、遥かに大切なのではないだろうか

結局、俺は東大に合格することができなかった。ものすごく悔しかったし、みじめだった。でも、だからといって、それまでの努力が「無駄」だったとは絶対に言わせない。

その過程があったからこそ、俺は人間的にも、学力的にも大きく成長できた。人生がものすごく豊かになった。だから、受験をしたこと自体には、ものすごく満足しているのだ。

実は、俺は少し特殊な受験を経験していてる。高校は中退し、ほぼ独学で勉強した。数ヶ月間、山奥でテント生活をしたり、ゲストハウスによく遊びに行ったりもした。その過程で、学校の外側を知り、色んな人と出会い、自分の人生について考える機会を得た。

だからひょっとすると、そんなことせず、おとなしく予備校に行き、与えられた課題だけこなしていれば、合格できたかもしれない。

だけど、それで今のように人生が豊かになっていたとは到底思えないのだ。沢山うろうろしたからこそ、得られるものがあったし、合否に関係なく満足する結果が手に入った。

だから、どんな道を歩むかの方がずっと大切だと思うのだ。もちろん結果がどうでもいいとは言わない。けど、過程の方をもっと評価してもいいのではないだろうか。

そんな風に思うこの頃です。

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