夏の思い出リバイバル、水の都の護神。
水の都の護神のリバイバル上映に行ってきた。
私のお気に入り映画トップ3に君臨するこの映画を大人になって映画館で鑑賞できる機会をもらえたことに感謝したい。
ちびっ子の時に見た時と違った感想をもてるかも!!!という期待でワクワクしながら見始めたら、メインテーマを聴いただけで懐かしさのあまり胸がいっぱいになってしまい、情緒がどうにかなりそうだった。ラティオスを見ただけで涙で視界がゆがんでしまい、感情の揺れ幅のデカさに「おいおい、こんなに好きだったのかよ」と自分自身が驚いてしまうくらいに自分が喜んでいて笑ってしまった。
序盤の水上レースでワニノコがコースアウトするシーン、道を間違えて落ち込むワニノコに対してサトシがめちゃくちゃ優しい声で「間違いは誰にだってあるさ」と大人顔負けコメントをしたので場違いにも笑ってしまった。君、本当に10歳ですか・・・?サトシはもっと子どもらしく騒いだり駄々こねてもいいと思うよ…
あとやっぱりラティオスお兄ちゃんが優しすぎる。
ラティアスのことをずっと心配しているし、ザンナーとリオンに秘密の庭園で捕まえられそうになった時に「逃げろ!」と言いつつあの明らかに体に悪そうなアミに2回も体を包まれて体当たりとかの技もラティアスに当たらないように庇ったりしてたし。本当になかよしさんだよね。
あの博物館の装置は一応「防衛システム」ということらしいんだけど、材料のラティオスかラティアスとこころのしずくさえあればパスコード認証とかなにもなしで誰でも起動できちゃうセキュリティのガバさは大丈夫なのかなと思ってしまった・・・これは大人になったからこその感想ですね。
最後に街を守り切ったラティオスが新しいこころのしずくとなって戻ってくる・・・というラストが悲しく切なく素敵だよね。その後のサトシとラティアス?のキスシーンまで含めて最優秀大優勝素敵映画だと思う。
というか、今回見てはじめて気づいたんだが、こころのしずくってラティオスたちなんだな・・・?
今回消えてしまったこころのしずくもたぶんラティアスかラティオスで、都を守ってこころのしずくになったんだろうか。本当に文字通りポケモンに守られている街なんだね、あそこは。
ただ、防衛システムにラティアスまたはラティオスが必要で、かつもう一つ必要な要素もこころのしずく(になったラティオスかラティアス)なのだとすれば、ポケモンに守られているといえば聞こえはいいが道具として使われてしまうポケモン、という側面も垣間見えて少し切なくなってしまった。
とにかくこの映画が好きなので、あと25年後また50周年で見れたらいいな。
この映画で今年の夏が本格的に始まったような気がする。そんな日でした。