「ベイビーステップ」 ウソをつく
28巻の表紙が好き。
足元の無数のノートは、エーちゃんのテニスの全てが書かれているから、これまでの事を思うし、経てここまで来たんだなって思いを巡らせてじっと見てしまう。
昨日の夜、気分が落ちていた時に読んで、作中に出てくる自分への嘘のこと考えてた。
コーチとエーちゃんの会話の中で、約束を破ったりウソをつくことで信用を失うよね、それって自分にも当てはまるんだって話すところがある。
これってスポーツだから、10代だから言えることとは思わない。
自分に誠実でいることはいくつになっても難しくて、諦めて周りに流された方が楽にさえ思えてくる。自分の声に忠実にいられなくても、ウソで本心を上塗りしないことは自分に誠意を示すことなんじゃないかな。
まだ考えがまとまらないんだけど、自分との約束を他人と同等に扱えているかっていうと私はそんなことなくて、自分への信頼を築けなくて苦しいんだなって深夜ぼんやり考えてた。
自分との約束を守るって、自分の声を聞くことで、そこに結果や判断を持ち込まないことなのかなとも考えてた。自分にウソをつく時って、自分の気持ちよりも周囲の目や本当かどうかわからない普通を優先するってことだと思うから。