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2024/9/30~『やがて忘れる過程の途中(アイオワ日記』

2024/9/30(月) 朝も胃が痛く、珍しいと思う。今までだと寝ればよくなっていたのに。これも歳なのかと思う。
息子を送ってきてから薬局へ。薬コーナーへ行くと店員さんがすぐ対応してくれた。めったに立ち寄らないコーナーでわからなかったのでありがたかった。
胃炎にもいろいろあるんだな。昔家で飲んでいた、短いスティックタイプの粉末のやつは見当たらず、今まで飲んだことのない何種類かの胃薬をすすめられる。ストレスなのか、食べ過ぎなのか、いろいろ聞かれ、自分でもどっなのかわからない。でも昨日は食べると痛いのが収まったので、無理やり食べてた気がする。「じゃあ、こっちですね」と言われたものを買って帰る。ガストール錠 「胃痛、胃酸逆流による胸焼け」と書いてある。胃酸が出すぎているのか、わたしの胃は。

今は『アイオワ日記』をメインに読んでいる。去年柴田友香さんの『公園へ行かないか?火曜日に』を読んで、アイオワ大学のインターナショナル・ライフティング・プログラム(IWP)という滞在プログラムのことを知り、そのプログラムの魅力にすっかりハマってしまったわたしは、滝口さんの『アイオワ日記』もそのIWPの日記本だということを知り、『公園へ~』のあとにすぐ読もうと思って購入したのだが、タイミングが合わず、に2~3ページ読んだだけで中断してしまっていた。最近わかってきたのだが、わたしは続けて同じ作家の本や、同じジャンルの本を読めない/読みたくない。これは自分でも意外なのだが、なぜか一旦休憩したくなってしまう。なぜか。
今が読むべきタイミングのようで、滝口さんの日記ということもあり、するすると読み進める。滝口さんの文体が大好物のわたしにとっては、この本は、IWP×日記本というサイコーの組み合わせで、もうサイコーとしかいいようがないのだが、ほんとうにサイコーな本なのである。
今回も登場人物メモをつけながら読む。


2024/10/1(火) 昨日夜にルンバを回せなかったのもあって、ばたばたと家事、身支度する。11時から耳鼻科の予約。
待ち時間に『アイオワ日記』を読む。痛くないなら大丈夫だろう、ということで受診はすぐに終わり、ご褒美に腕におさんのジョージの絵を書いてもらって帰ってくる。最近あんまりアニメを観てないのになんでジョージ?と思ってしまった。ウルトラマンとかパウパトではなく。息子はこれを描いてもらうと決めていたとのこと。
帰ってきて少し外遊び。久しぶりに自転車も乗った。身体を動かすことに対して苦手意識があるので、自転車もかなりぎこちない。車輪も付いているが、バランスを取るのが難しいようで、なかなか前に進めなかった。ちょうどいいところで折り返して来た道をもどる。息子がたのしいと感じるぐらいでやめることが大事。

お花のケーキ


2024/10/2(水)
手のかかる子の中でも、かわいげがあってみんなから好かれる子とそうでな子がいると思う。息子は手はかかるし愛想のないかわいげのない子と幼稚園では思われていそうで少し悲しくなる。これはわたしの勝手な妄想でもあるのだが。でも幼稚園での様子の一部を毎日見てるわたしからすると、なんとなくそう感じてしまうところがある。本人は全く気にしてないようで、それがわたしとしてはもどかしいのだが、息子が傷ついていないのならそれでいいかとも思うし、どうしようもない。わたしが勝手に傷ついているだけ。


2024/10/4(金) 雨降りの予報。朝ザーとひとふり降ったから、また降るだろうと思っている時ほど、全く降らない。午前中仕事できたな。  
午前中は家の家事・掃除、本の部屋の掃除をする。
幼稚園に行くと、また息子のトラブルに遭遇する。うまく自分の気持ちを言えないがために損をしている場面だった。わたしが悔しい気持ちになる。そのあとは何事も無かったようにそのお友だちと話している様子を見て、強いなというよりは、鈍いなと思ってしまう。泣いたり悔しがる素振りも見せないので、息子の気持ちはいつも後回しにされているような感覚。
さっきの場面だと何がよくて、何がダメなのか、息子はそれすらわかっていないところもあって、わたしもなぜダメと言われいたのか、多分そのお友だちのその日の気分で、「ダメと言われて座れなかった」と言うようなことを、他のお友だちは先生に言えるのだけれど、息子は言えなくて、悪くないことも悪いとなってしまう。先生もその状況を見てないので、息子が割りこんだ(というか、最終日にはそういう場面になってしまった)と思ったのか、理由も聞かず別の場所に座らせた。そこは元々選んでいた場所で、お友だちにもダメと言われた場所なんだけど、その子はもう何も言わなかった。


夜は久しぶりの自由時間。寝落ちせずに部屋移動をして本を読めた。他にも手帳を書いたり、コラージュしたり、ネイルをしたり、愛猫と遊んだり...

『九時ぐらいにホテルに戻り、洗濯機を使えるか見に行ったら誰かが使っていて、部屋に戻ろうとしたらコモンルームでチョウがカレーを食べていた。ヤミラとバイサとアマラが一緒にいた。今日何人かがインドレストランに行っていたが、チョウはチャンドラモハンに教えられた時間にロビーで待っていたのにチャンドラモハンはチョウのことを忘れて先に出発していて、置いてけぼりになった。それを知ったバイサが帰りにチョウのためにカレーをテイクアウトしてきたのだという。
チャンドラモハン、と私は言った。
イエス、チャンドラモハン、とバイサは頭を抱えたポーズで笑いながら言い、その向こうでチョウもカレーを食べながら笑っていた。チャンドラモハンのアバウトさはだんだんほかのライターたちのあいだでも共通認識となりつつある。』

やがて忘れる過程の途中(アイオワ日記)p102~103引用


この一文をバイサと同じように、「チャンドラモハン...」と頭を抱えながら読んでいた。

『アイオワ日記』と登場人物メモ


2024/10/5(土) 午前中は息子の幼稚園での最後運動会。おわったあと、がんばったねと言って迎える。息子はもらったトロフィーやおもちゃを見せてくれて、とてもうれしそうにしている。
思うところが色々あって、とても複雑な気持ちだった。そう思うのがわたしだけじゃないということも、少し支えにはなったのだけど、思い出せば思い出すほど、なんでそうなったのだろうと疑問でしかない。息子がたのしかったと最後言ったので、それならそれでよかったと思う。でも帰る時、「飛び箱もやりたかった」とわたしたちにははっきりと言った。


辺藝2024 渡辺舞さん 作品

午後は息子はパパの日で、辺藝2024のアートイベントに行く。たのしみにしていた舞さんの展示。高畠の街中に設置されているアートを、舞さんの解説付きで見てまわった。一緒にまわった遠藤さんとミノリさんのお父さんとも仲良くなって、ほんとたのしい時間だった。それぞれに考えやコンセプトがあって展示されてる作品を、みんなであーだこーだ言いながら眺めることってなかなかないから、とても貴重だったなと思う。アートピザまでご馳走になっておいしかったし、誘ってくれた舞さんに感謝しかない。
こうやって、すこし家を離れて呼吸できるようになると、帰ったらまたがんばろうと思えるし、なんとかなると思えてくる。こうやって自分の機嫌をとっていくしかないと、後々になってわかるもので、でもその時は全くそんなことは思えず、むしろ今日だって、こんな状態でいけるか、わからなかったぐらいだった。自分の扱い方って、わかっているようでわかっていなかったりする。わかっていてもどうしょうもないこもあるけど。

家で熱燗を飲む

夜は『アイオワ日記』を読みながら熱燗を飲む。アイオワで毎晩のようにお酒を飲んでいる滝口さん。こういう本を読むと必ずと言っていいほど、お酒を飲みたくなる。
今日はずっとやりたかった家での熱燗。本町文化堂の嶋田さんのラジオを聴いてずっとやってみたいと思っていた。
・温めるときは水からつけて火にかける。
・お酒は熱々ではなくぬるいぐらいがベスト。
・飲む時は、同量の水と交互に飲みながら飲むことを忘れずに行う。
この3点に注意して、熱燗を作り、飲みながら本を読んだ。果たして、次の日ほんとうにお酒が残らないのか。(二日酔いにならないのか。)


2024/9/6(日) 朝、いつもの変わらずの目覚め。睡眠不足的な感じはあるけど、お酒が残ってる感じはしない気がする。日本酒を少し水で薄めたのも良かったのかもしれない。これはいいかも。また家で熱燗やりたい。



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