あーぶくたったー にえたったー
嘘だと言うなら食べてみよう
むしゃむしゃむしゃー

似非たる泡、次から次へと産まれたて
消えては産まれ順繰りの揺り返し
擬似的輪廻転生に稀薄な世界観
瞑眩作用と誰もが認識をまちがう
豊穣な自由空間たるや
真夜中0時の闇鍋パー

飽和した鍋の中から僕が見つかるのかな
誰だって僕になれるもん
けけけ けけ

だから

僕は何者でもあり、また、何者でもない
見返りに
確かな温度を求めてしまう鎖骨だろう

言葉よりもひとつ温もりがあったなら
解ることは沢山あっただろうに
関節は繋がっただろうに

ばらけた肢体、粉々の骨
狂骨となりて


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