【日記】知らないおっちゃんの話
ツイッターでつぶやいたらめっちゃ思い出しちゃって泣いたから、ここにも書くね。
わたしの記憶に、真っ黒で汚くてボロボロで、それから死にかけたおっちゃんがいる。
小学校低学年のころだから、もう15年くらい前の話。地元について調べましょうという授業があった。グループにわかれて、わたしたちは観光客でごった返す地元のでかい橋へ行った。
そこにひとりのおっちゃんがいて、如何にもっていうか、ホームレス。橋の下で生活してるんだって言ってたもの。あと90何歳とも言ってた。
そのおっちゃんは橋のこととか地元のこととか、いろいろ教えてくれた。ほんとうに真っ黒で汚くてボロボロだったのに、小学生のわたしたちはなんとも思わず話をメモしてた。
そんで調べたこととおっちゃんに聞いたことをまとめて、後日学校で発表した。
たまに思い出して考えてる。
あのおっちゃん、いまどこでなにしてるんだろうって。
昔もいまも思い出して考えてる。
あのおっちゃん、いまどこでなにしてるんだろうって。
あの真っ黒で、汚くて、ボロボロで、死にかけてて、親切なおっちゃん。
いまどこでなにしてるんだろう。
考えるたびに泣きそうになる。
なんでかは知らない。知らないけど、泣いてしまう。
いまどこでなにしてるんだろう。
どっかでしあわせだといい。
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