【日記】アニメを見た話
『映像研には手を出すな!』に手を出してしまった。
訳あって見るのを避けていたんだけれども、ついに見てしまったんだなぁ。
一話を見てる最中からもう夢中になって、気づいたら画面ギリギリまで顔を近づけていた。
パソコンの画面に顔がめり込むのではないかというくらい。
一話目でちび浅草氏が『残され島のコナソ』に食い入るように見ていたけれど、マジでそんな感じでわたしは『映像研には手を出すな!』を見ていた。
わたしは漫画、アニメオタクだけれども、アニメーションには詳しくないし映像オタクでもない。絵だってべつに描けない。
でも、わたしだってこれでも〈創作する側の人間〉だ。
浅草氏が自分の世界を全力で表現する姿勢や、水崎氏がいくら止められてもやりたいことを貫く姿は、わたしの心を強く燃やした。
ふたりがやりたいことをできるようにスケジュールを管理してケツも叩いてやる金森氏もかっこいい。ヤ○ザみたいだけど……。
浅草氏は町を歩きながらいろんな妄想をしている。
これはたぶんけっこうな人がやる……と思っている。
わたしもするので……昔も今も……。
わたしがよくするのは自分が小さくなったらの妄想。
たとえば自分が今向き合っている、小1から使っている勉強机の上。
その上を小さくなった自分が練り歩く。
ああたのしい。とってもたのしい。これを書いている今もこうしてちょっと考えただけでめっちゃたのしい。
外だったらあの枝をどうやって登ろう、この小さな川をどうやって下ろう、とかとか。
そういうのもわかるから、このアニメは見ていておもしろいんだと思う。
あと普通にアニメとしておもしろい。
声優さんの声もキャラクターにぴったりだし、音楽の使い方もかっこいい。
わたしは原作漫画を読んでいないけれども、アニメ制作スタッフの原作リスペクト具合が手に取るようにわかる。
天才肌の浅草氏とプロデュース能力に長けた金森氏、素晴らしい観察眼とそれを表現する力を持つ水崎氏。
三人の女子高生が自分たちの力だけでアニメーションを作り上げるアニメ。
彼女たちは作中で自分たちの関係について〈仲間〉だと言う。
ありがとう、そのとおりだ。
〈創作する側の人間〉にはとても勉強になるアニメだった。
たくさんのことを学ばせてもらった。ありがたい。
本物のアニメーターが見たならばどうかはわからない、でも素人の〈創作する側の人間〉のわたしが見たならばすごく、すごく、ためになる!
見るのを渋っていた自分を殴りたい……。
『映像研には手を出すな!』に手を出してよかった。
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