
③「多様な働き方」のニーズ
おはようございます。社会保険労務士、中小企業診断士の萬屋です。
3日目の今日は、「多様な働き方」に対する働く人のニーズについて詳しく見ていきたいと思います。
なお、それぞれの項目について、私個人の勝手な価値観でこれ必須、とか、要らない、とか書いています。読むのにとても邪魔かもしれません笑。
1. ライフスタイルに合わせた働き方
育児・介護との両立
子育てや家族の介護をしながら働きたいというニーズは根強く、時間や場所を柔軟に調整できる働き方が求められています。
私も超イクメンなのでこれは必須です。
ワークライフバランスの重視
仕事とプライベートのバランスを取りたいという考え方が広まり、残業が少ない、有給休暇が取得しやすいなど、私生活を充実させやすい働き方が求められています。
私も、労働生産性を高めて労働時間を可能な限り短くしたいのでこれも必須です。
個人の事情への配慮
病気療養、自己啓発、ボランティア活動など、個人の事情に合わせて働ける環境へのニーズも高まっています。
私個人の事情としては、平日にゴルフをしたいのでこれも必須です(ちょっと違うか?)
2. 場所にとらわれない働き方
リモートワーク
インターネット環境があればどこでも働けるリモートワークは、通勤時間の削減や、地方在住者、海外在住者の雇用促進など、様々なメリットがあります。
私も精神と肉体を朝から大いに削られる通勤電車が大嫌いなのでこれも必須です。
サテライトオフィス
自宅以外の場所で集中して働きたいというニーズに応え、企業が提供するオフィス以外の場所で働ける環境も求められています。
個人的には別に無くてもいいです、自宅でもカフェでも働けるので。
ワーケーション
休暇を取りながら働くワーケーションは、リフレッシュしながら生産性を高めたいという人々に人気です。
これ最高ですよね、私も時々やっています。
3. 能力・スキルを発揮できる働き方
副業・兼業
複数の仕事をすることで、収入を増やしたり、スキルアップを図ったりしたいというニーズがあります。
私の妄想では、どこかの会社でフルタイム働きさらに他の会社のためにしっかり仕事できるほど体力が持たなそうです。そんなに器用じゃないのでできないかもしれない、と思ったりしました。
フリーランス
企業に属さず、自分の能力やスキルを活かして自由に働きたいという人も増えています。
起業した私は最も共感します。もはや自由な環境でないと生きていけません。
ジョブシェアリング
複数の従業員で一つの仕事を分担することで、個人の負担を軽減し、多様な人材を活用したいという企業側のニーズもあります。
この制度は、まるでグリッドコンピューティングみたいでコンセプトとしてはとてもいいと思いますが、仕事を統合する側は大変そうだなぁと想像しました。また、一人ひとりの従業員の責任感も大事ですね。業務内容や条件によっては可、でお願いします(コメントの立ち位置がよくわからなくなってきました笑)。
まとめ
これらのニーズは、日本の労働力人口の減少や外国人労働者の増加、グローバリゼーションの進展、働き手となる世代の価値観の変化など、社会構造の変化にも対応しており、今後さらに「多様な働き方」に対するニーズが高まるだろうと思います。
少し話がそれますが、個人的には多様化が進みすぎるのも現代の生きづらさを助長しているような気がしたりします。自分のキャリアビジョンを自分で描ける方ばかりではありませんし、私自身も20代の頃は目先のことだけで必死で、将来のビジョンなんて描けませんでした。
なので国や企業、教育機関は連携して、キャリア教育を強化して行う必要があるんだろうと思います。そういったトレーニングって、日本ではまだ全然整備されてませんよね。
2010年頃にGCDFというキャリアカウンセラーの資格を取得したときに(今は資格更新せず失効)講師から「アメリカでは有料のキャリアカウンセリングがビジネスとして成立している」と聞きました。日本では有料のキャリアカウンセリングサービスっていまだにほぼなくて、転職エージェントにしかキャリアカウンセラーがいませんよね(これについて書くとまた長くなるので、機会を改めます)。
なので企業としては、キャリア教育を強化して従業員それぞれの人生の過ごし方について描くサポートをしつつ、それとセットで多様な選択肢を用意してあげることで、会社に対する満足度を高めることができると思います。手段ばっかり一方的に提供されても、使う側の目的が不明確だと使いこなせませんから。人事は、制度作りだけでなくサポート体制強化にも力を入れましょう!