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変わりゆくものと処世術

本日もご訪問いただきありがとうございます。

私事ですが、この度3泊ほどで実家に帰省しています。

ちょっとの間とはいえ、環境が変わるとその環境の中での気づきというものがありますが、いろいろと考えることがあったので、今日はそのことについて書いてみたいと思います。


気候の変化

私の実家は本州最北端、青森県にあります。
ここには生まれてから18歳で上京するまで18年住んでいました。

皆さん、青森っていうとどんなところだという認識があるでしょうか。
りんご、ほたて、ねぶた祭、まぐろ?

実際、18年生まれ育った人間の認識はやっぱり住んでいるならではの視点で、”気候が厳しく、農作物が育つのにはあまり適さない土地”というイメージです。
・日照時間が短く、夏でも曇りがちで低温な日が多い(やませと呼ばれる季節風が吹くため)
・国内有数の豪雪地帯で、一年のうち半分弱は雪に埋もれる町(よく大雪のニュースが全国で流れる時、青森県の”酸ヶ湯”では一日に100センチ以上の降雪がありました”などというフレーズ聞いたことありませんか?)

今回の帰省は夏でしたが、お盆も過ぎてからの時期だったため、
内心自分が熱中症の危険にさらされることになるとは思ってもみなかったんです。
私の認識の中の青森の夏といえば、お盆過ぎからは日中の最高気温も30度を下回る日もちらほらと出始め、夜などは窓を開けて寝ていると明け方寒くてふとんを引き被る日も出るくらいだったんですよね。

ところが、いざ蓋を開けてみると、
帰省した初日が最も暑く、35度。夜23時をまわっても気温は一向に下がらず、ほぼ一晩中28~29度をキープしていました・・・

そしてなんと!!実家にはエアコンがない!!
(前述の気候であれば、おわかりと思いますが本当に必要はなかったんですよね。扇風機で十分でした。)

2日目も容赦はなく、35度。
私の身体はこの時点でぎゃーぎゃーのたうち回っていました。
前の晩は暑さで一睡もできず、あけてからも酷暑。
身体は水分を摂り、首タオルに保冷剤を3つ仕込んで、扇風機は常に回し続けることでなんとか対策を取りましたが、それでも15時ころには意識がもうろうとする・・・

地球の温暖化は確実に進んでいるんだな、と身の危険をもってひしひしと感じました。命を守るために、”夏は涼しい”という認識を一度払拭し、凌ぐためにはどういう手段をとるか考える必要があるのだなと思います。

そういえば、ニュースの中でシベリアの溶けだした永久凍土の中からマンモスの牙が大量に出土しているとか言っていました(高額で取引されるようです)。
マンモスたちも気候の激変で絶滅したんでしたね。あらためて彼らに学んだ気がします。

生活と関係性の変化

今回の帰省は、父にちょっとした病変が見つかったためのものでした。
それは、この夏場ならではと思うのですが、脱水が原因の腎臓結石です。

気候の変化は、父にも影響が確実に出ています
周囲の家族としては、なんとか改善する方法はないかと当然考えるわけですが・・・
・まずは水分をこまめに摂取
・石ができにくくなるような生活習慣にする(とくに食生活の改善)

これらをなんとか実践してもらおうと思い、野菜を買ってきてはおかずをつくるを繰り返しています。

一方の父には父の築いてきた生活習慣があり、父ももう高齢なので、
”好きなものを好きな時に食べる”というスタンスになっています。
まあ、父の年を考えると健常であればそれで構わないと私も考えますので、あまり口をさしはさまないようにしていたんですが、健康を害してしまったのであれば話は別です。

どんなものを口にしているかは冷蔵庫を見ればだいたいわかります。
父はあまり腎臓によくないソーセージやハムなどの肉加工品
ぎょうざやしゅうまいなどの点心類、とんかつなどを食しているようでした。
まあ、手をかけずに食べられるものがお好きということでしょうか。

一方、うちは私の他に姉二人がいるのですが、
その姉らが父を心配して冷凍総菜(〇ッシュのようなもの)を購入してこれ食べたら?という提案をしたようなのですが、それは手つかずで冷凍庫に眠ったまま・・・

うむー。
・食べるものを少し変えてほしい気持ち
・好きなものを食べ続けたい気持ち
折り合いをつけられるのはどこなのか。落としどころを探りながらのコミュニケーションに変わりました。

理想像のすり合わせですね。

今のところ1勝5敗です。はい(笑)
ただ、作ったものを全く食べないわけではないです。
自分が食べようと思うものは食べます。昨晩は私の作ったものを三品全部食べていました。白ご飯も。

生活を共にするということは、やはり自分としてはこうしたいと思うけど、あなたはどう?というコミュニケーションを重ねながら落としどころを探る関係性になっていきますよね。

ただ、お年もお年なこともあり、
言い方や聞き方を間違えると瞬時に不機嫌になり噴火します(笑)
災害にならないよう気を付けながらうまく理想像をすり合わせるといたしましょう(笑)

ちなみに、私も腎臓結石をやったことがあるので、自分が実践している生活習慣を提案しましたが、今のところ目の前で作ったものを食べる以外は受け入れられていません。
さて、相手は自分の思い通りにはならないもの。
作戦を変えるしかないようです( ゚Д゚)

そして、コミュニケーションを増やす必要がありますね。。。

経済状況の変化

これは単純明快です。
ついに年金生活になった父。
手もとに入ってくるものが、今までと比較して相当減少しているのが今回の帰省でよくわかりました。

こちらも今後にわたって周囲の見守りが必要です。

そう考えると青森って遠いんですよね・・・

おわりに

変化した点を3点書いてみました。

生きていると、こんな風に、自分が思っていた状況と異なる状況が出現してくるというのはもう当たり前のことで、
その当たり前の変化が、以前に比べて目まぐるしくなっているように感じます。

その変化に柔軟かつ迅速に対応していく必要があるんだ
そのために、自分がこれまでに経験してきたものも、変えたり、時には排したりすることもこれからは出てくるんだ

ということを実感した青森行です。
さて、課題が洗い出されたところで、これをどう行動に落とし込んでいきましょうか。
行動に落とし込む先にもまた課題が出現する状況ですが、
意を決してやっていくしかないと思います。


ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました!
また次回の記事でお会いできるのを楽しみにしております!

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