見出し画像

映画・聴読・ワイン

写真のワインはシャトーヌフ・ドゥ・パプです。ヴォクリューズ県の産地だからジゴンダスと同じ県ですね。瓶に浮彫が入っているのも、フランスのワインとしてはこの二つだけかと思います。産地は南仏と言っていいのか、ま、南のアヴィニヨンとかオレンジ、ニームとかに近いところです。で、これをね、映画Zuluを見ながら飲んでいました。ソシソン(と書くんですか?フレンチのソーセージ)を食べながら。このズールーという映画、見るのは二度目だけど、相変わらずセリフがわかりません。だめですね、聴読力ゼロ。でね、このズールー、南アでの話なんだけど原作はフランス人作家の同名の小説、ほらロマンポリシエというやつ。しかもしかもですよ、フランス映画なんですね。ヘーッ、と驚き。最近のフランス映画は近親相姦的なものが多くて、いや、日本で裁判があったような義父が妻の連れ子をどうこうという話ではなく、みんな友達、監督もセナリストも俳優もみんなお友達というのが、ここニ三十年のフランス映画の特徴だから、フランス映画はてんで面白くない。俳優もダイコンばっかりだし。しかも政府の援助金をもらうのがうまいやつが結局映画を作るものだから、ますます面白くない映画になる。それをズールーはうまく回避していて(いや、政府補助は出てるかもしれないけれど)、ここでも『ヘーッ!』でした。俳優は好きなForest Whitakerがズールー刑事を演じ、アル中で女たらしのヤクザ風刑事をOrlando Bloomが演じてます。あのロードオブザリングのエルフ役をやっていたOrlando Bloomがこういう役をやるとはね、いいじゃない、なかなか、でした。監督はジェローム・サル、日本語ウィキのページがありますね。おや、映画はズールーじゃなくて『ケープタウン』となっている。ズールーじゃダメなのかな?原作者はCaryl Férey、カリル・フェレと読むのかな?ウィキペディアに記事がありますけど、自分に都合のいいことばかり書いて、と注意書きがあるので、内容はあまり信用できないみたいです。日本語のウィキペディア記事はありませんね。1967年6月1日カーン生まれだそうです。人気作家ですね、ロマンポリシエ作家として。一般にフランス映画は移民二世代、三世代がつくる映画にいいものが多いですね。パリで小さなサークルを作っているフランス人監督とか俳優とかはクソ💩

というわけで今日はズールー再見でした。ヨカッタ、満足!エッ、ワイン?いいワインでしたよ。まあ、高ければ味もよくなるという原則にしたがった味でした。香りもちょっと違って、ブドウ畑が丸い小石で覆われ、その下に粘土質の土壌があるという土地ということで、こんな香りが出るのかな、なんて想像していますけど、あくまで素人の意見です。日本語のページで探すと1万円以上、15000円とかで販売してますね。ここで飲んだのはそんなに高級なやつじゃなくて20ユーロをちょっと超えるくらいだったと記憶しています。20ユーロを越えると予算超過なので、めったに飲めないワインということになります。

南アの映画では強盗殺人を働く少年が拾った赤ん坊に愛情を抱くというのがあったけど、あれも良い映画だったな。。。

それじゃまた。



いいなと思ったら応援しよう!