感想:映画「この世界の片隅に」※ネタバレあり
「この世界の片隅に」をamazon primeで鑑賞。すずが時限爆弾で右手首から先を無くした後、ぼんやりとした意識のなかで「あの人、家を壊してもらえて、堂々この街を、出て行けたんじゃろうか」とつぶやいていた。あれは何だろう、とぐるぐる考えている。「逃げるな、火を消せ」が合言葉だった当時の防空法に批判的だったのであればすずの発言は頷けるが、果たしてすずはそんな気持ちで漏らした言葉だったか。
あのときのすずを思い出してみよう。誰もが、命拾いしたすずに「良かった」と声を掛けた