「魚の煮付け」をおいしく作るポイントは? 養老乃瀧の料理長が教える「居酒屋料理教室」
いらっしゃいませ!
久しぶりの更新となってしまいました。私達養老乃瀧グループの発信を楽しみにして下さっていた皆様、誠に申し訳ございませんでした。
ここからまた、さまざまなコンテンツをコツコツと更新してまいります。今後もおつき合いいただけますと幸いです。
さて、養老乃瀧グループの料理長・榊(さかき)が、お酒によく合う居酒屋料理の作り方を教える「居酒屋料理教室」。
世界150カ国の現地体験型オプショナルツアー専門予約サイト『ベルトラ』とのコラボで行われるこの料理教室は、参加人数を5名までに限定しているのが特徴。居酒屋料理のプロが一人一人にしっかりと寄り添い、レベルに応じて基礎から丁寧にお教えします。
9月17日に行われた料理教室のテーマは「煮魚」です。さっそくご紹介していきましょう。
■大事なポイントは①下処理②火加減③味つけ。
今回参加いただいたのは、お二人それぞれが台所に立つという橋本さんご夫妻。「さばくところから煮付けまで、お魚の扱い方をしっかり勉強したい」とのことで、今回参加してくださりました。
まずは榊の説明からスタート。
魚の煮付けといえば、カレイやキンメダイ、のどぐろなど、白身のお魚が王道。そして忘れてはいけないのが、冬においしいブリ大根です。そこで今回は
の3品を作ります。
まず、煮魚において大事なポイントは①下処理②火加減③味つけ。
中でも特に大切なのが①の下処理です。
レクチャーはまず、ブリ大根から。榊は事前に下処理を行っておいたブリと大根を見せながら、こう語ります。
■ブリ大根で大切な「アク取り」
霜降りが終わった切り身と大根、そして水4500gと砂糖350g、お酒540gを大鍋に入れ、コトコトといきます。その際、さっそくポイントがあります。
しばらく煮込むと、余分な成分(アク)が固まって浮いてきます。アク取りもまた、非常に大切なポイント。特に大事なのが、最初に出てきたアクをしっかり取ることです。
そして最初に出てきたアクをしっかり取り去り、30分ほど煮込んでいきます。
■のどぐろとカレイの下処理と煮込み
ブリ大根を煮込んでいる間に、のどぐろとカレイの下処理を行います。
まずは、紙の落とし蓋を作ります。落とし蓋があれば、煮物は味のムラが少なく、おいしく仕上がります。
そこから、まずはのどぐろを捌きます。
頭を左にして、包丁でウロコを取ります。次に頭を右にして腹を上に向けてエラを取り、お腹に切り込みを入れて内臓を出します。
次に、のどぐろとカレイの霜降り。約50℃に熱したお湯にそれぞれの身をさっとくぐらせます。
霜降りを終えたら煮込みます。
今回は煮付け用の「素だれ」で煮込み、そこにれんこんやゴボウなどのあしらいを混ぜ、水とお酒を好みで加えながら味を調整していきました。
目安となる分量は以下の通りです。
アクを取り除きつつ、火加減をよく見ながら煮込みましょう。アクを取る時はおたまのお尻部分を使うと便利です。
■最後のポイントは「鍋止め」
さて、ブリ大根です。
30分ほど煮込んだら醤油を620g入れてさらに10分~20分煮込みます。醤油を入れたらまたアクが出てくるので、しっかり取っておきましょう。
トータルで40~50分ほど煮込んだら火を止め、完成。この状態でしばらく置いておく「鍋止め」が最後のポイントです。
また大根についても、寝かせるとさらにおいしくなります。
こうして見事,、完成。好きな器を選んで盛り付けました。
教室が終わった後は、作った煮付けをサカナにみんなで乾杯。懇親会は大いに盛り上がりました。この料理教室をきっかけに、より多くの方にお料理に興味を持っていただけたらと思っております。
■2022年は残り2回。ぜひご参加下さい!
そんな「居酒屋料理教室」。2022年の残りの開催予定と概要は以下となっています。皆様ふるってご参加下さい!
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