みんながeスポーツをよく知らないのは、みんなが疲れているから。
こんにちは、よろずです。
執筆活動を家族にもなるべく伏せながら生きてきた僕なのですが、最近色んな要因があってクラス全員にバレてしまいました。
個人的にはみんなTikTokやインスタで写真や動画を撮ってキャッキャしてる中、黙々と文字を書いているのがちょっと恥ずかしかったっていうのがあったんですけど、みんな実はeスポーツに興味を持ってくれていることを知りました。
「クラロワってeスポーツなん?」とか、「ウイイレってeスポーツなん?」とかとか。
eスポーツに対する"疑問"を僕にくれるようになってくれてコミュ障の僕幸せ。
ただ知名度の高さをこれでもかと学校で知るのに対してですね、やはり実態が未だにゲーマーでない限り良くわからないんだなと感じるようになりました。
今回は、なぜeスポーツが良く知られていのかを考えていこうかなと思います。
みんな疲れている。
早速なんですが、これが答えです。
疲れのことに関しては皆さんの体が良くご存知かと思いますので、説明を省かせていただこうかなと思うのですが、これは深刻な「eスポーツ問題」です。
個人的な考えですが、eスポーツはゲームの奥底にあるもので、ゲームに対する熱量や、そのゲームに楽しい以外の感情を持ち合わせていなければ、辿り着けないのかなと思っています。
多くの人がゲームは楽しいものだと考えていて、スマホゲームが主流になってしまった今の時代では、特にそういう考えが強くなっているのではないかと考えています。
0円で始められるからこそ、「とりあえずやってみて、面白くなかったらやめる」なんてことができるのであって、無料では始められないゲームにはそんなことはできません。
小学生だった僕にとって、ゲームを買うという行為は一大イベントですから、僕が小学校に通ってたときは誕生日を目処にコロコロコミックという赤本を何ヶ月分も集めて、ポケモンがいつ発売されるかという傾向と対策を練ってですね、試験会場(イオン)に向かっていましたから、買ったゲームがつまらないなんてことは許されなかったわけです。
だからどう考えても楽しいであろうゲームを買ってワクワクを解き放つんですよ。
遊んでみるものの、これがまた「楽しくない」んですよ。
正確には、「楽しい部分だけじゃないんだ」ということを知ることになります。
自分は早く色んなポケモンを捕まえたくて先に進みたいのに、道端でカビゴンが寝てたりすると「ふざけんなお前」となるわけですわ。
ダークソウルなんてゲームに関しては敵を倒すゲームなのか死ぬゲームなのかもうわかりませんから、意外と楽しいという感情だけを強く持っているゲーマーの人は少ないのかもしれません。
何が言いたいかというと、そういうイライラとか、道中に立ちはだかる壁を乗り越えるからこそ僕らは表面上の楽しいという感情に加えて「達成感」だとか、「特別感」を知ることができました。
だから僕にとってeスポーツは特別なもので楽しいし、真剣にゲームを取り組んでいる人たちの苦労がわかるのです。
ところが、僕らは年を重ねるにつれてゲームを買うことのハードルが低くなりますから、買うときのドキドキ感とか、そのゲームを何が何でも遊び尽くす理由がなくなってしまいます。スマホゲームも同様に。
そういったゲーム1つで抱くことができた感情を抱くことができなくなってくるし、泣くとか怒るとかいう感情はとにかく疲れますから、ただでさえ勉強や仕事で疲れているみんなにとって、色んな感情を抱かせる存在というのは、かなりストレスになってしまうのかなと思います。
だから、ゲームは楽しいものだと思っている人に加えて、ゲームをよく知っている人も「ゲームは楽しくなければならないもの」という考えを強く持ってしまっているのではないかと思うのです。
そういった思いを持っている人たちが多くいるこの国にとって、eスポーツは違和感になっているのかなと思います。
楽しいだけのはずのゲームがなんでスポーツになるのか理解できないだろうし、その理解を求めて自ずからゲームを始めようとする人もいないと思います。
これらは全て、「疲れ」によるものが原因なのではないかと考えます。
疲れを恐れ、"好奇心"を殺す。
意味はもうなんとなく伝わってくれているかと思います。
ネットも現実もどこ見てもどの角度から見ても忙しそうにしていない人なんて僕の同級生やちょっと年下、ましてや上の人には1人として見えません。
でも、「時間がない」というわけではないと思うのです。
当然勉強でも仕事でも忙しくて時間がない人はたくさんいるのですが、自分もよく忙しいを理由にして、色んな誘いややるべきことを断ったり後回しにしてしまっています。
正直そういう場合、本当に忙しいわけではなくて、「やれる時間は無いこともないんだけど、それよりもやりたいことがあるから」というのが本当の理由だったりします。
だから人に「忙しいからごめん」なんて言われたら本当かもしれないし、本当じゃなくても気持ちがわかるから無理やり引きずりだしたりできないじゃないですか。
そういう時代というか、考え方とeスポーツみたいな新しいものってどうしてもうまく噛み合わないなって思っています。
eスポーツに興味を持っていたとしても、eスポーツタイトルになっているゲームがたくさんあるからこそ、区別をつけるのは難しいだろうし、何か本当に興味が湧いたり、きっかけが無い限り知ろうとしないだろうなって考えりゃ分かります。
自分が何もしなくていいYouTubeが流行る理由も分かります。
そういったものに依存していくと、自分で考えを生み出せなかったり、新しいものに手を出せなくなっていってしまうのかもなって思っています。
僕もそうです、みんな、疲れたくないんです。
だってもう疲れているから。
日々の勉強や仕事に追われている中で、30分もかけてティガレックスを狩りに行くのも荷が重いです。
中学時代暇だったからモンハンに明け暮れてたんじゃないと思います。 学生の頃できていた、ハンターとの兼業ができる体力をなくしているんです。
そんなズタボロの体力の中で、よく知らないeスポーツのために、時間を割こうなんて考えに至らないんだろうなって正直思います。
僕たちは、今疲れを恐れています。
eスポーツが流行らない日本が怖い。
この意味は、「eスポーツの面白さがわからないなんてどうかしてる!」っていうわけではないんです。僕らがどれだけeスポーツを愛していても、その熱が伝わらない相手なんてこの世に腐るほどいます。僕もラグビーの面白さを見い出せませんでした。
そういうわけじゃなくて、eスポーツを含めた何か新しいものに興味を持てなくなる「大人化」がものすごく怖いです。すごく疲れているんだろうなあって。自戒もあります。
自分がこれからどんどん大人になっていって、いい方向へと成長していきたい気持ちはあるものの、ゲームを長時間すると疲れてしまう自分や、記事を書き続けて無理に難しい言葉を使おうとしている自分がいます。
段々と高校生が大人になっていって、「大人だから」を言い訳にしてしまうと、何もしないで偉そうに未来ある業界、若者を潰そうとしてしまわないかが怖いです。
eスポーツが流行っていない現状が、その風刺になっているのかなってちょっと思います。
そんな日本で、eスポーツができることは、疲れて家でダラーってしているときにYouTubeとかツイッターとかインスタとか見るじゃないですか。
そんなときに楽しそう、面白そうだなあって思えるeスポーツコンテンツを発信することなのかなぁと思っています。
無気力な中、ゲームに全力になっている人を見たときに何か思うことはあるだろうし、それこそ僕のnoteを見てくれたら「こんぐらい俺にでもかけるわ」って思ってくれるかもしれないし。やかましいわ俺だって書けるわばーかってこれ俺のnoteか。
僕には疲れを癒やすことはできないんですけど、疲れを忘れさせることはできるんじゃないかなって思ってます。
働けとかもっと勉強しろって言ってるんじゃないよ。
だから自分がやりたいことがあるならとにかくゲームの動画をツイッターに投稿してみるでもいいし、eスポーツの大会を運営してみるのもいいと思うし、特に若い世代のみんな。
僕と自分のやりたいことを世に発信していきましょ。
税金とか高齢化社会がこの国を駄目にしてるんじゃないと思うんですよ。
そんなものに怯えさせて何も身動き取らせないようにしている世の中が悪い。
人を無意味に疲れさせるブラック企業も悪い。セクハラして変なストレス溜めさせるおじさんもだめ。でもそんなおじさんのムフフな楽しみを悪とする変なおばさんも良くない。
いいじゃん疲れてんだから。みんなでゲームしましょ。