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eスポーツを志半ば諦めた人たちへ。
こんにちは、よろずです。
私は高校2年生の時にeスポーツ業界を志し、ライターとして細々と活動を続け、大学3年生で大好きだったプロチームに所属し、裏切られ、現在東京のいたって普通な会社で毎日仕事をしています。
高校生の時、ゲームが大好きだった私にとって、プロゲーマーやYouTuber、ストリーマーという「ゲームをプレイする」職業は極めて魅力的であり、憧れでした。
でも憧れは憧れで、パソコンを買うお金を稼ぐわけでもなく、覚悟を持ちゲームに打ち込む日々を過ごすわけでもなく、目の前にあったスマホで夢をnoteで綴りました。
地続きにライターを続け、ゲーマーとして生きていくという夢を見ないふりして、なんとか裏方としてプロチームにありつきましたが、お金が出なくなった瞬間、私は何のために記事を書いていたのか分からなくなりました。
ゲームをプレイして生きていきたかったはずが、気づけばライターとしてお金を稼ぐようになっていて、お金をいただけなくなった瞬間、自分が築き上げてきたものは積み上げたかったものではなかったと気が付きました。
これは決して、私だけに起こっていることではないと思います。
友人や知り合い、Xで見かける人にも同じことが起こっていると思っていて、本当はプロゲーマーになりたいのにeスポーツ業界で働きたいとあやふやにして言ってみたり、芸人になりたい夢を作家として叶えたり、本当にほしい車ではなくコスパの良い中古車を買ったり。
限りなく自分の夢に近い何かを濁し続けていると、私のようにプロゲーマーになりたいという夢がライターとして目の前に突如現れます。
私は「恥ずかしい」とか、「年齢のせいで叶えることが難しい」という思いが理由で夢を誤った形で捉えてしまったと感じていたのですが、実際は違いました。
夢をいかに手っ取り早く、リスクなく叶えるかを考えると、人は夢を見誤ります。
私はゲームをプレイして稼ぎたいという思いを、「好きなゲームの業界でお金を稼ぎたい」と見誤りました。その結果、ライターとしてチャンスが来た時に、頑張って掴もうとしました。
これを「好きなことでお金が稼げた」という幸せと見誤り、ライターとして頑張ろうとしてしまったことが大きな間違いでした。
記事を書いていた時間にゲームをプレイしていれば、もしかしたらどこかのチームから声がかかって、選手としてのキャリアを歩めていたのかもしれません。
しかし、もしも過去に立ち返り、最初からやり直せるとしても、私は初めから夢を叶えられる自信はありません。
それは、夢を手っ取り早く叶えたいという思いは、決して人間の欲望に近い話とは言いきれないからです。
当時高校生だった私は、受験にも追われる中で何か成果を出そうと「焦り」を感じていました。eスポーツを言い訳に学業から目を背けてしまう瞬間もあったので、逃げるからには逃げるなりの理由を残したいと考えていました。
お金だったり、少し名の知れた媒体で名前を載せるといった、親にも分かりやすい形で実績を残すことで、少しでも自分のことを理解してほしいという思いが、自分の望んでいた夢から遠ざける結果に繋がったと思います。
結局、学校を辞めたり、仕事を辞めれば時間は増えるかもしれませんが、その分結果に目がくらむことも事実だと知りました。
学校を辞めたから、ゲームのランクは高くて当然。
仕事を辞めたから、叶えたい夢を叶えて当然。
そう思えば思うほど、正確に本当に叶えたい夢を見ることも出来ません。
丁度この記事を書いている昨日令和ロマンがM-1グランプリで優勝を遂げましたが、彼らは慶応義塾大学に合格し、テレビに出るよりも所属事務所の吉本の舞台に数多く立ち、最も会社に還元するという形で努力を続けたからこそ、自分たちの成し遂げたいことを経たのではないかと思います。
結果や目的への焦りを耐え凌ぐ人間力は、叶えたい夢が明確にあればあるほど必要なのだと感じます。
きちんと学校に行く、勉強をする。
仕事をする、定職に就く。
人それぞれあるかと思いますが、目の前にあるやるべきことをやることが人生には必要なのだと感じました。
私は会社員としてYouTubeを始めた瞬間に、そう思いました。
新卒の代でYouTubeを始め、かつ毎日投稿を継続出来れば、かなり良い線までいけるのではないかと感じました。
しかし結果は私の想定よりも思うように上手くは行かず、未だ収益化も達成することが出来ていません。
その時に、焦りが夢を遮っていると気が付きました。
私はゲームが好きで、ゲームを長くプレイしたいからYouTubeを始める。
YouTubeが成功して、生きていけるぐらいお金を稼げれば、仕事としてゲームに取り組める。
本来の目的は、「ゲームをプレイする」こと。
ただそれだけなのに、気づけば「YouTubeを仕事として取り組む」ようになってしまっていました。
だから私はこれまで失敗を続け、これからも失敗を続けていくのだろうと思いました。なぜなら、夢を追っている瞬間が幸せとは程遠かったからです。
ゲームをプレイすることで生きていければ幸せと思っているはずなのに、YouTubeの数字が出ないだけで苦しんでしまう。
私は会社員として働いて、毎月一定の給料と年二回賞与をもらっていて、安定した生活がある上毎日ゲームをプレイ出来ているのに、YouTubeの数字に伸び悩み、ゲームの試合で負けると、何故か心が苦しい。
夢を追っている今、この瞬間が幸せだと感じられないのであれば、きっと夢を叶えた瞬間も幸せだとは思っていないはず。
今私は、毎日ゲームが出来ることの幸せをきちんと実感した上で、YouTubeを投稿しています。
毎日投稿も辞めてしまいました。
なぜなら、心が苦しくなってしまう瞬間があるからです。
ゲームが楽しくて、YouTubeに動画を上げたくて、配信をしたい日にしか活動をしないことを誓ったことで、夢が叶った時の喜びが更に高まるようにしています。
私が好きなYouTuberの東海オンエアは、ただ友達と遊んでいるだけの動画を上げているだけでとんでもないことになったと何度も口にしていましたが、今やっとその意味が分かったと感じています。
苦しく成功したところで、成功の価値は極めて低く、実感出来る喜びも少ない。
東海オンエアは、ただ動画を上げていただけだからこそ成功を収め、成功を実感し、成功を認められているのだと今は思っています。
eスポーツを志半ば諦めた人たちへ、中には大会を開催したかった人やチームに所属し選手の裏方で働きたかった人。
もしくはストリーマーやプロゲーマーとして表舞台に出て活躍したいと思っていた人。
そして、どこかで夢を諦めてしまっていたり、完全に夢を放棄した人もいるかと思います。
頑張りたいはずなのに頑張れない。
やりたいことをしていたはずなのに、心が苦しい。
私もまだ成功出来ていないので偉そうには言えませんが、そう感じている人は、まず苦しい状況から脱することを意識することが良いのではないかと思います。
仮にその状態で成功して、心から成功を喜べると言えないのであれば、辞めてしまっても良いかもしれません。
しかしそれが生活を左右するものであれば、少し判断は長引いても良いのではないかと思います。
先述したように、私の人生の現段階での判断で、結果に焦る人生で良いことは起こりません。
まずは成功して喜べる状態を目指しましょう。
そして、まだ挑戦出来ていない人へ。
まずは、頑張ろうとする気持ちから離れることが良いと思います。
服を買いに行ったり、ゲームで課金したり、外に散歩に出かけたり、やりたいことにハードルは存在しません。
自分の行動を待ってみること。
やりたいことをやっていない状態に焦らないことが成功への近道だと思います。
私はライターとして生きていきたいとは思っていませんが、こうして創作活動が出来る場があることはとても恵まれているなと思います。
今日は記事を書きましたが、また明日からゲームだけやる日々を過ごそうと思います。
面白い動画を出したり、見た人に何かメリットがあったり、喜んでもらう対価として再生数があるのではないかと小難しいことを考えていましたが、私はやりたいゲームをやって、見てもらいたいだけなので、宣伝でYouTube載せておきます。
もちろん、興味がなければ見てもらわなくて大丈夫です。
見てみようかなと思ってもらえたら、見てくれると嬉しいです。
やりたいことをやりましょう。
また気づいたことがあれば共有します。
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