時代のニーズ
コロナ情勢下のなかで飲食業界は大きな打撃を受けています。
私の働いているお店もバレンタインの催事に出店していますが、例年と比べると大きくお客さんが減少していて売り上げが思うように上がっていません。
そんななかTwitterでこんなサービスを見かけました。
Cake.jpという会社が行っている、いわばケーキ専用のネット通販サービスです。全国の色々なケーキ屋さんと提携していていろいろなケーキを選ぶことができます。お客さんはこのサイトでほしいケーキを選んで買えば、後で冷凍状態で家に届き、そこからお客さん自身で解凍していただくことができるサービスとなっています。
問題となるのが、発送中にケーキが崩れてしまわないのということですが、万が一家に届いた時点でケーキが崩れていたら、その日中にケーキを送ってくれるそうなので安心です。
コロナで店頭にやってくる客足が遠のいていく一方で、自粛期間を利用して個人が趣味のお菓子作りで実際にSNSなどでお菓子を売っていたり、パティスリーでもそのブランドでお菓子のネット販売が増えてきているなとはおもっていました。
でもこのサイトを見つけたときに、「これは近いうちにケーキはネットで買っておく」ことがあたりまえになる時代がくるなと確信しました。
どちらのニーズにもあっているんです。
お客さんはわざわざケーキ屋さんに行かなくてもケーキを買えるし遠くのケーキ屋さんの商品だって買うことができる。
パティシエはお菓子を作る場所を選ばなくてよくなるし生産コストも大幅に下げることができます。
今までのパティスリーはその日に作るケーキをその日に作ることが当たり前だったので当然余ってしまったケーキは処分になってしまいます。
しかしこういったお菓子の通販サービスがもっと発達していき広まっていくともっとパティシエの人たちの働き方も自由に、働きやすくなっていくんじゃないのかなと思いました。
今後の業界の予想などをみていると飲食業界にとっては良くないことだったりネガティブな記事をよく目にするのですが、技術が発達していくことで今働いている人たちにも希望のようなものが見えてくる未来も確かにあるんだなと感じました。
コロナ情勢下で打撃を受けている今だからこそ未来に向けて希望を捨てずに頑張っていきましょう。