道草植物図鑑No.8「アメリカフウロ」
その名前からもわかる通り、アメリカ原産の帰化植物です。
日本で生育する個体は草丈10〜40cmと
わりかし小ぶりですが、
本場アメリカだと80cmになる個体もあるそうです!
巨大なアメリカフウロ、ひとめ拝んでみたい。
1番の特徴は、深く切れこんだ葉でしょうか?
見慣れてくると、葉だけでも比較的簡単にアメリカフウロだ!とわかるようになります。
そして私が1番感動したのは、その実の形。
まっすぐ上に向かって伸びた不思議な形。
まるで四分音符みたい♩
さらにさらに実が熟すと、
真っ黒になって、より四分音符感が増します。
そして、種子散布後の姿がこちら!
八分音符や八分休符っぽい♪
種子は、まっすぐ伸びた部分の根本
まん丸な部分に入っています。
実が熟すと、まっすぐ伸びた部分がそり返り、
反動で種子を遠くへ飛ばすのです。
カタバミもそうですが、種子を飛ばすスタイルの植物は実の形や仕組みが本当に面白くて、
惚れ惚れしてしまいます。
心の中で密かに「オンプグサ」と呼んでいる植物です。
アメリカフウロ
Geranium carolinianum
フウロソウ科フウロソウ属
北アメリカ原産越年草
花時期 : 5〜6月
生育地 : 路傍、畑地、空き地など
出典 : 街でよく見かける雑草や野草がよーく
わかる本/岩槻秀明
雑草・野草の暮らしがわかる図鑑/
岩槻秀明