「モノとコト」私の価値基準
自転車で日本一周している時に香川の丸亀市に立ち寄った。
そこで泊まったゲストハウスのオーナーが「珈琲倶楽部」さんを紹介してくださった。上品でとても美味しい珈琲をいただいた。
その後「珈琲を売りながら日本を回っているんです」と切り出し、お話を伺うと、日本での喫茶店の歴史を教えてくださった。
日本の喫茶店の系譜の話、それぞれの店の歴史の話、そして、珈琲界隈の交友関係の話。
別れ際に一冊の本を受け取った。森光宗男さんと、大坊勝次さんの対談を記した本。
今のバイブル「珈琲屋」だ。
その本に書かれていた言葉が
モノとコト
である。
モノは「外側」
珈琲豆、ケトル、ドリッパー。
いわゆる事象、物質だ。
コトは「中身」
その豆を使ってどんな味を表現したいのか。
なぜその形のケトルがいいのか。
そのドリッパーを使って何をしたいのか。
目的意識の話。
話が固くなってしまった。
恋愛で例えよう。
モノを大事にするのが「外見主義」。
コトを大事にするのが「内面主義」。
モノとコト、どちらがいいか、と言う二者択一話ではない。
二つのバランスが大事だよ。
と言いたい。私はモノ3:コト7な感覚。
自分の理想のコトを叶えるには、それなりのモノが必要になってくる。
でも、自分の求めるコトが叶っているのであれば、モノを求めなくていいのではないか。と考えている。
だから私の家にはドリッパーが10個、ミルが3個、ヤカンが3個ある。
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