本の感想「すべてがFになる」
「すべてがFになる」
森博嗣
講談社文庫
タイトルにインパクトがある。
第1回メフィスト賞受賞作。
1998年が講談社文庫の第1刷
書かれたのは95年 (解説による)
ゼミ旅行に行った島で殺人が起こるという話だが、
登場人物の主人公は真賀田四季、犀川創平、西之園萌絵。それ以外の学生や刑事などの脇役?も生き生きしている。
島の情景も目に浮かぶようで、分かりやすかった。
殺人自体はあり得ない設定なのだけど、登場人物が生き生きしているし、モノローグが多く分かりやすい。
映画を見ているように目に浮かぶような描写。
こんな作品が30年近く前に作られていたなんて。
他にもまだ読んでいない面白い作品がいっぱいあるのだろうな。