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ゴルファー必見!!コースで上手くスイングできない原因はこれ!?

こんにちは。Yoriです。

今回は、アマチュアゴルファーが抱える悩みのひとつについて考えてみたいと思います。
それは。。。

練習場では上手く打てているのに、コースにでるとアンジュレーション(起伏や傾斜)があって練習場の時のように上手く打てない。。。

そんな悩みを解決する一つの方法をトレーナーの目線で考えてみたいと思います。


アンジュレーションが与える身体への影響

きっかけは、最近トレーニングを始められたお客様からの悩み。

「練習場では上手く打てるようになってきたが、コースに出ると練習場の様には上手く打てない

そこで、練習場とコースで何が違うかを体感してもらいました。
ジムではアンジュレーションを作れないので、プレートを用いて再現しています。

体感してもらったのは次の4パターン
①   平地でのアドレス+(無意識)
②   アンジュレーション時のアドレス+無意識(いつも通り)
③   アンジュレーション時のアドレス+意識
④   アンジュレーション時のアドレス+意識+修正

注目してもらいたいのは①と②の写真の違いです。
上半身は股関節の角度が広がり伸上っています(赤の角度)
下半身は膝が前シフトし脛(すね)の前傾角が強く変わっています。
つまり、上半身と下半身共にアドレスの形が変わってしまっています。

①のアドレスで定着させたスイングなのに、アンジュレーションの影響を受けて変化してしまっています。結果、振り心地も変わり、それが原因でコースに出ると上手く打てないという現象が起きるのには納得できます。

もしかすると
「そんなこと頭では理解できているけど、実際はそんな上手くいかないんだよなぁ」
って思われた人もいるかもしれません。そんな、人は頭のイメージと身体の感覚がマッチしていない可能性が考えられます。


解決策は、内的要因を意識したアドレス

では、どうすれば頭のイメージと身体がマッチした、安定したアドレスを作ることが出来るのかというと、内的要因を意識することです。
ここでいう内的要因とは、自身の内側で感じる感覚に基づいた身体の扱い方をすること。

では、内的要因を意識するにはどのようなことなのかというと。。。
それは、重心の位置中心の位置を認知することが重要な要素として挙げられます。

自分にあったアドレスというのは、個々により異なります。
背の高さ、脚の長さ、腕の長さ、クラブ長さ。どの位置に重心を持ってきて、どの位置に中心を持ってくるのか。このポイントを抑えながらその他の内的要因も意識することで、外的要因に依存しないアドレスを作りやすくなります。

これを踏まえて、練習場での環境を考えてみましょう。

基本的には、練習場などのフラット状況では外的要因(環境)による影響はほとんどありません。重心の位置と中心の位置は見つけやすく、大抵の場合は、一致していることがほとんどです。
ですので、練習場では何も考えず、なんとなくアドレスを作ったとしても、スイングを何度も行っているうちに、自分が心地良いと感じる重心や中心の位置で安定して振れるようになります。

その為、内的要因を意識したアドレスを作ることを普段の練習から意識をしていれば、コース上でも自分の身体の状態を認知&修正が可能になり、外的要因に影響を受けづらくなります。

もちろん、全ての環境に対応できる訳ではありません。
下半身を安定させ、上半身のみで打つ場合は、③の様なアドレスでも良いと思います。逆に下半身を使って強いスイングをしたい場合は、④の様に平地と同じような下半身の状態を作り、上半身の前傾が強くなる分、クラブを短く持つなどの工夫も必要となります。

プロの目線からすれば、これが正解というものが存在するのかもしれませんが、大切なのは、普段の平地と何が違うのかを感じ取れる感覚を養っておくこと。そして、それをどのようにアレンジするかという個人での工夫だと思います。

そのアレンジや工夫をする為には、自分の中の基準を定めておかないといけないとうお話です。重心の位置と中心の位置を意識することのその基準を定める中の一つです。


トレーニングがもたらす効果

では、なぜトレーニングをする必要があるのか?私が考える2つの理由をご紹介します。

1.感覚を養う為にトレーニングをする。

重心の位置や中心の位置以外にも、内的要因となる身体の扱い方のポイントはあります。これらのポイントをトレーニングを通して、知り、学び、身に付ける事ができれば、スイング練習との相乗効果でパフォーマンスを向上させることに繋がるのです。

特にスイングであるスキルを磨き続けてこられた方には効果は大きいと思います。また、スコアが伸び悩んでいるゴルファーにとっても、これまでできなかった動きが感覚を養えることで出来るようになるという効果も期待できます。

2.正しく身体を扱う為にトレーニングをする

一般的に「スキルが高い=正しく身体を扱えている」と思われている人が多いように感じます。しかし私は「スキル=上手く扱うこと」だと考えます。正しく扱うことと上手く扱うこととは違います。

間違った身体の扱い方をしていても、上手く身体を扱うことで、パフォーマンスを発揮することが出来るのです。これがスキルの役割です。

繰り返し何度も反復練習を繰り返すことで身に付くこのスキルという機能は優秀で、時には自分が持つポテンシャル以上の力を発揮することが出来るのです。

しかし、余分な力、つまり身体の関節に大きな負担を負わせるというリスクもあります。

野球のピッチャーが肘を壊すのは、人並み外れたパワーを生み出すスキルを身に付けることで肘への負担が増した結果です。

怪我をするのであれば負担のかかっている箇所を鍛えれば良い。確かにそうですし、ひと昔前まではそのような考えであったと思います。間違いではないのですが、最近は、正しく身体を扱うことで負担を減らす、より良くするという考え方もあります。なぜなら、その方が少ない力で同等もしくはそれ以上のパワーを発揮できるようになるからです。


まとめ

今回は、お客様から頂いた質問から、その原因とトレーニングがどのようにゴルフに役立つのかをトレーナーの目線で考えてみました。

「トレーニング」と聞かれると、人それぞれイメージされることが異なりますが、筋肉を大きくするための筋トレをイメージされることが多いと感じます。しかし、私にとってトレーニングとは、身体の機能を向上させる全てのことです。筋肉を付けて動作を強化する事ともそうですし、痛みの原因となっている身体のアンバランスを整えたり、扱い方を学ぶのもトレーニングです。身体づくり=フィジカルトレーニングと考えています。

今回ご紹介したような考え方は、これまでゴルフレッスンや練習場でスイングであるスキルの上達に重点を置かれていたゴルファーにとっては、また少し違った視点でのゴルフに対するアプローチなのではないかと思います。

ゴルフをされる目的には、競技思考の方、エンジョイの方、生涯スポーツとしての健康志向の方、様々なカテゴリーの方がいると思います。
そういった全ての方にとって、ゴルフをゴルフとして捉えた視点だけではなく、身体作りという視点からゴルフを考えてみることで、これまでより一段階ステージをあげたゴルフライフを送ることができるのではないでしょうか?

少しでも皆さんの参考になれば幸いです。


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