東京の里山・小野路宿で開業する古民家カフェ『kitchenとまりぎ』を一緒に創るスタッフ大募集!
2021年1月23日に東京の里山・小野路宿(所在地:東京都町田市小野路町字宿)でオープンした古民家カフェ『kitchenとまりぎ』。
kitchenとまりぎは、古民家を改修した複合型施設「ヨリドコ小野路宿」に併設しています。
「ヨリドコ小野路宿」は、まちだ丘の上病院が2020年秋から始めた地域支援事業です。小野路町の古民家を譲り受け、地域の方々と一緒に地域の憩いの拠点(カフェ・訪問看護ステーションやイベントスペースなど)を運営しています。
この「ヨリドコ小野路宿」の顔ともなる何となく人々が通いたくなる地域に溶け込んだカフェ『kitchenとまりぎ』が、一緒にカフェとコミュニティスペースを創っていくスタッフを募集しています。
一緒に地域の憩いの拠点を作っていきませんか?
私たちのこと
東京都町田駅から車で約20分。都会の喧騒から少し離れた里山・小野路の丘の上に小さな病院があります。ここが私たちの病院、「まちだ丘の上病院」です。
ゆっくりと療養する患者さんが中心の78床の療養病院で、入院だけでなく、外来診療(内科・整形外科・リハビリテーション)や、重症心身障害児者の療育施設(一二三学園)も行っています。2020年10月から訪問看護ステーションも開設していきます。通称“まちおか”です。
まちおかは、「地域を支える」というミッションのもと、地域の人々の”人生に寄り添った医療”を提供しています。
想いをここに記しはじめると暑苦しくなりすぎますので、ぜひウェブサイトなどご覧いただければと思いますが(笑)、
「あたたかな医療」 「共に歩む医療」 「確かな医療」
という3つの約束を大切にし、患者さんの”暮らしという目線を大切にした”ケアを提供しています。
地域の方々にとって、より身近な存在になれるよう、まちおかは、新たにメディカル・ヴィレッジ事業部(地域支援事業部)を立ち上げました。この度、同事業部の取り組みとして、「ヨリドコ小野路宿」を2021年3月にほぼ全面OPENしました。
<ヨリドコ小野路宿の案内図>
ヨリドコってなんだ?
「あるといいながあるところ。」をテーマに、地域の方々と一緒に築いていく、健康とつながりを築いていく憩いの拠点です。場所は病院から約徒歩15分。ここに、古民家カフェ『kitchenとまりぎ』が併設しています。このつながりの接着剤としての役割が”食”。
まちだ丘の上病院が約300坪(山を含めると合計1000坪程度)の土地と古民家を譲り受け、古民家と蔵と竹林をせっせとリニューアルしてきました。
壁の漆喰はメンバーで手塗りをし、庭もガーデニングや大工仕事が得意なメンバーたちがDIYで作っています(2022年1月現在も庭は造成途中です)。
ヨリドコの企画に関わってきたまちおかのメンバー、ヨリドコに関わるコミュニティメンバー、そして、周辺にお住いの方々と対話を重ねながらこの場所を作っています。
地域に必要なあり方で変化し続ける場だから、”完成”はなく、作り続ける場所ではないかと考えます。だから、未だに”ほぼ全面OPEN”です。
この場所に一杯のコーヒーが必要な理由
まちおかは、「地域を支える」医療機関として、この地域の人々の健康な暮らしを実現していきたいと考えています。
まちだ丘の上病院は、医学的に人々の健康に向き合うところです。病院は病院としての役割を担っていきます。しかしながら、「病院っぽい」ところって、なんか足を踏み入れにくい。だからこそ、病院っぽくないところで、かつ医療が身近な場所も地域に必要だと考えます。
「ヨリドコに行けば、美味しいコーヒーが飲める」
身近な一杯のコーヒーが、人とこのヨリドコを結びつけるきっかけになってくれるのではないか。そんな思いが込められています。
もちろん、”コーヒー”というものは比喩的に用いているだけなので、アフタヌーンティでもいいし、サンドイッチでもいいし、カレーでもいいのです。”コーヒー的”であるものが必要ということです。
そんな、地域の人々とのつながりをつくりだす”一杯のコーヒー”をプロデュースすることがとても大切な要素だと考え、そのために2021年1月23日から段階的にオープンしてきたのが、『kitchenとまりぎ』です。
ヨリドコには、どんなメンバーがいるの?
現在、まちおかのヨリドコ小野路宿メンバーには、病院の医師や看護師、理学療法士のような医療の専門家から、一級建築士、デザイナーなどの多様なメンバーが集まり構成されてきました。
そして、これらのメンバーの他、ヨリドコ小野路宿という場所に魅かれ、一緒にこの場で活動してくれているメンバーの方が沢山います。小野路の竹林で活動する任意団体の方、臨床美術などをヨリドコで教えている方、介護美容などを提供している方、子どもの遊び場スペースを運営されている方、などなど。。。
併設する訪問看護ステーションは、2020年10月1日に先行OPENし、すでに1周年を迎え、ヨリドコの工務店を兼務する所長看護師さんや、まちだのDサミットなどに関わる理学療法士さん、地域で農家との二足の草鞋をはく看護師さんなど、ヨリドコらしい医療の専門家たちが、一緒にヨリドコ小野路宿という場をつくってくれています。
ヨリドコ小野路宿は、誰かが一方的にサービスを提供するのではなく、ここに関わる様々な人々が様々なかかわり方をできる、そんなコミュニティ運営を目指しています。
どんなカフェなの?
そして『kitchenとまりぎ』。kitchenとまりぎは、メインの店長として、現在はバリアフリーのシェアハウスを夢見る理学療法士さんが、一代目店長としてお店を切り盛りして来ました。
医食同源というように、食材にこだわったワンプレートのランチを中心として、ヨリドコの「あたたかな時間」を提供してくれています。
その他、日替わり店長さんとして、ラテを中心としたカフェメニューを提供するOkei coffeeさんや、自然素材にこだわったキッシュなど提供するCAFE miccoさんなど、複数のお店の顔がヨリドコの古民家カフェで活躍してくれています。
<Okei coffee>
<CAFE micco>
そして、とまりぎは、今年の1月23日より、2代目店主として小川由紀さんへバトンタッチし、次のステージへと準備をしはじめています。
小川由紀さんは、これまで"Kukuna cafe"として、とまりぎで日替わり店長さんをしてくださっていました。
保育士でもある小川さんは、アメリカでのホームステイの経験で、「人生は自分らしくありながら、楽しむもの」と考えるようになり、その後結婚や出産を経て様々な経験をし、”人と人とをつなぐ架け橋になりたい”という想いから、Kukuna cafeをやってきました。
小川由紀さんの紹介は以下のヨリドコ放送局の紹介動画をご覧ください。
ヨリドコ小野路宿の古民家カフェは、
『地域の人々とのつながりをつくりだす”一杯のコーヒー”をプロデュースすること』
を一番大切にしています。
宿場町の雰囲気を再現した古民家で、どのようなメニューを提供するのか、どのような食材を使うのか、どのような営業形態がいいのか。
店主の小川由紀さんとヨリドコのメンバーと一緒に、あなたの色も生かしたカフェづくりを一緒にしていってください。
出来たら、地域に暮らす子供たちからお年寄りの方々までを対象とし、障がいや認知症などのハンディキャップをお持ちの方々も来店できるようなお店にしたい。
アイデアなどは沢山ありますし、これまでやってきたこともいくつかありますが、改めて支配人と一緒にヨリドコに関わるコミュニティメンバーとで一緒に考えていければ!
どういう人が募集対象なの?
(必須要件)
・「ヨリドコ小野路宿」のコンセプトに共感いただける方(ウェブサイトの「ヨリドコ小野路宿について」をお読みください)
・ヨリドコの施設やコミュニティに関わることができる方
・料理やコーヒーが好きで調理がある程度できる方
・平日と土日祝日にもそれほど時間の制限なく活動できる方(このカフェ開業に情熱を注いでいただける方)
(歓迎要件)
・ヨリドコ小野路宿に住み込みで関われる方(プライベートな個室あり)
・食品衛生責任者をお持ちの方(ないしは、受講して取得いただける方)
・人とのコミュニケーションが好きな方
・最低3年程度は継続できる方
・将来、自分自身でカフェのオーナーになりたい人
・アイデアがあふれ出る人
・ヨリドコのメンバーと一緒に創っていくことができる方(ヨリドコという場の中のカフェであるため、ヨリドコおよびまちおかの取り組みの中での位置づけであることをご理解いただける方)
経験や年齢は不問です。
このカフェとコミュニティづくりに全力を注いでいただける方に応募いただきたいと思っています。
「ヨリドコ」古民家カフェで働く魅力は?
①自然豊かな広い敷地の中にあること
カフェのイートインスペースだけでなく、隣のコミュニティスペースおよびその前面のウッドデッキを含めると、それなりの数の客席を確保できます。
天候や曜日や時間帯に応じて、コンパクトに営業するときと、広げて営業するときなどを使い分けることができます。
また、広い敷地の中の庭を利用することで、地産地消の野菜やハーブ作りなどを行い、それをカフェのメニューに組み入れて提供することも可能です。
②運営母体が病院も運営する組織であること
運営母体が病院も運営する一般財団法人であるため、運営基盤はしっかりとしています。また、福利厚生など病院と同様のものも利用ができます。
③ヨリドコというコミュニティメンバーであること
ヨリドコのコミュニティメンバーやヨリドコに関わる地域の方々という営業基盤がすでにあり、そのメンバーとのコラボレーションなどが既に多く行われてきていること。
通常であれば、一から営業基盤を築き上げるのは時間がかかりますが、現在ある資源を活用するだけでも、色々なことを実現していけることができます。
また、ヨリドコメンバーには、事業の立ち上げ経験などを多く持つマネジメントの専門家もいますので、今後独立などを予定している方は、開業のための経験を積むこともできます。
④ヨリドコに住み込みもできる
2階の個室が空いてますので、住み込みができます(トイレやバスなどもプライベートが確保されています)。
柔軟なカフェ運営への関与を条件に光熱費のみでの実質「無料」での提供を検討しています。住居費用を抑えながら、多くの経験を積むことができます。
どうやって応募するの?
ここまで読んで、少しでも面白そうと思ってくださった方は、よろしければこちらからご連絡ください。まずは、ヨリドコに来て、コーヒーでも飲みながら気軽にお話ししましょう。
東京都町田市小野路町11-1
一般財団法人ひふみ会 まちだ丘の上病院
メディカル・ヴィレッジ事業部 高橋
✉:s-takahashi@machida-hospital.com
☎:042-860-5950 (ヨリドコ代表電話)
みんなの「あるといいな」を形にしていけたら嬉しいです。
読んでいただき、ありがとうございました。
(おわり)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?