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卵アレルギー対応

季節に寄り添ったご飯を提供する、プラントベースの"よりどころ"店主のyoriです。お店で出しているものは全て動物性食品不使用のもの。
週2日、保育園の給食を作っていますが、卵のアレルギーの子がいるため、給食は全て卵抜きのメニューです。
保育園で作ったものは、レシピを公開していますが、お店で作っているものは、レシピ非公開です。



卵を食べない理由

世の中には卵を食べない人、食べられない人がいます。
その大きな理由として以下の3つをあげます。

卵が嫌い


味が嫌い、食感が嫌いなど。人の嗜好性によるもの。
小学生の時、給食のゆで卵がどうしても食べられない男子がいました。

給食の時間が過ぎても殻を剥いたゆで卵を涙を浮かべながら手で持っていて、いつまでも食べられないでいた光景を今でも覚えています。

卵は調理された料理にも使われていたはずで、その料理は食べていた事を思えば、その男子は"卵"が嫌いだったのではなく"ゆで卵"が嫌いだったんでしょう。
卵嫌いの人にも食べてもらえる工夫とは、卵アレルギー対応と違ったアプローチとなります。(味、食感、匂い・・・嫌な理由を払拭させる工夫などが必要)

食生活のスタイル


ヴィーガン、ベジタリアン、マクロビアン。
食生活のスタイルとして動物性のものを取らない主義の人達は、卵を使った料理は口にしません。
この人たちは、あえて卵っぽい見た目のお料理は必要ないかもしれません。
例えば、茶碗蒸しやオムレツなどのお料理は最初から食べたいという欲求がないかと思います。

卵アレルギー


卵を摂取するとアレルギー反応を起こし、体の不調、重篤な状況となる場合もある人。
卵は見た目で分かる料理ばかりではありません。
ありとあらゆるものに使用されているので、食品の摂取には細心の注意が必要です。
卵アレルギーを起こすので、食べられない人には、見た目は卵料理だけど、卵を使っていないお料理は、みんなと同じようなものを一緒に食べることができるという喜びにつながります。
こんな人のために、私は色々と試行錯誤をして卵なしのメニューを作ってきました。


卵の代替え品

お肉の繋ぎの役割

ハンバーグ、ミートローフなどの繋ぎに卵を使用する様な場合は、レンコンのすりおろしを代替えにします。

レンコンのすりおろしは加熱すると固まりますので、繋ぎとしても、栄養的にも、味も良い食材です。

加熱すれば凝固を助けるとして、その前の準備で粘り気を出して成型しやすくするには、炊いたご飯を加える事があります。
これは卵不使用の代替えというよりも、肉の代わりにベジミートなどを使う場合に役立つ情報ですね。


保育園給食のベジミートローフ

ベジミートローフのレシピ

ケーキに使用する卵の代替え

スポンジケーキを作る場合、卵は生地を膨らませる役割もあります。もちろん、ベーキングパウダーや酵母を使って膨らませる事が出来ますが、卵の代わりに、豆乳(濃いタイプ)を温めてホイップして混ぜて作るレシピがあります。


米粉使用、卵不使用のシフォンケーキ

卵不使用グルテンフリーのシフォンケーキ。
レシピの公開はしておりません。ご希望の方はレッスンにお申し込みください。

卵そぼろの卵代替品



卵のそぼろは、にんじんのすりおろしと豆腐を使ってから炒りします。
味付けを豆乳マヨネーズを使うと、見た目も食感も卵らしくなります。


豆腐とにんじんを使った卵そぼろもどき

卵そぼろもどきご飯のレシピ

目玉焼きの卵代替え

目玉焼きの卵の代替えは、白身は豆腐、黄身はにんじんジュースで作りました。
これは、卵が食べられない人が、みんなと同じものを食べれたら嬉しいだろうなと思って作りました。


ベジガパオ弁当

ベジガパオ弁当の記事はこちら

卵焼きの卵代替え

豆腐やじゃがいも、コーンを合わせてペースト状にしてオーブンで焼いて作っています。


”祝”という文字の飾り巻き寿司 卵焼きに見えるのはベジ卵もどき


卵の代替えといってもケミカルなものを使用しないで、安全で美味しく食べられるものを提供しています。

卵が食べれなくても、みんなと同じ様に食べる事を楽しんでもらえる様に。


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