小規模地域ビジネスのSNS活用法
一人だったり、小規模でビジネスをやられている方にとって、SNSをどう活用するか?は重要なテーマだと思います。
実際に、効果的に活用している人もたくさんいますし、特にwithコロナにおいて、オンライン化施策の一つにもなり得ます。
ただし、SNSと一言で言っても、Facebook、Twitter、インスタグラム、広義では、YouTube、アメブロ、noteまで入ってきて種類は多いですし、どれを使うべきかを一人で決めるのは難しいでしょう。
(それぞれの特徴をまとめている有用なページもありますが、どういう年齢層のユーザーが多いかなど、一般論すぎてピンとこない場合もあると思います)
そこで、自分自身のこれまでの具体的な使い方も交えながら、それぞれどのような傾向があるかを明らかにすることで、選択する上での一助となればと思います。
その前に、SNSを活用することで、どんな効果が期待できるかですが、下記の3つが挙げられます。
(1)会社の認知アップと新規顧客の獲得
(2)採用(インターンなども含む)
(3)既存顧客との関係強化(声を拾う)
完全には分けられないかもしれませんが、目的によって使うべきSNSも変わってきます。
(同じSNSで複数アカウントをつくるという選択も考えられます)
そして、商品が複数ある場合は、商品で使い分けることもできます。
実際に私の場合は極端ですが、下記のようにSNSごとに肩書き(サービス)を使い分けています。
・アメブロ⇒子どもイベンター
・インスタグラム⇒子どもスポーツレクプランナー
・YouTube⇒主にボールの投げ方インストラクター
・Facebookグループ⇒スポーツ経営者
・Facebook⇒主に既存顧客とのコミュニケーション
一方で、noteとTwitterもこうして使っていますが、特にnoteはまだ利用が浅く、明確にブランディングができていない状況です。
ではここからは、詳細を説明します。
1.アメブロ
最初アメブロは、2008年のサラリーマン時代の広報職の時から始め、その後立ち上げた総合型地域スポーツクラブのブログという位置づけでしたが、新たに作ったホームページ内にブログ機能がついたことで、別の使い方をしようと発想を転換させました。
そこで、アメブロの女性ユーザーが多い特徴と、私が関わる子どもイベントの担当者がほぼ女性で、相性がいいと思ったことから、子どもイベンターという肩書きを設けました。
今では、SEO効果もありますが、一つのテーマで100記事つくることを目指し、当日はコツコツ記事をアップしていったことで、徐々に効果も出ていきました。(もっと本格的にやっている方は、いかにフォロワーを増やすかにも取り組んでいます)
2.インスタグラム
インスタグラムは、以前からアカウントはありましたが、本格的に使い始めたのは、2018年からになります。地道にフォロー活動もしていました。
アメブロやFacebookなどは続けられなかった方が、写真なら飽きずに発信できているという場合も多いのかなと思っていて、Facebookであまり反応がなくてもインスタで反応があるという方もちらほらいて嬉しかったですね。
最初は、ボールの投げ方の発信をメインでしていましたが、個人的にはやっているうちに、他のSNSと比べて、放課後等デイサービスや児童発達支援教室でアカウントを持っている方が多いなと感じ、子どもスポーツレクプランナーという肩書きにシフトして今に到ります。
また、新規の接点の作り方としては、フォローするのも一つの方法ですが、ハッシュタグがポイントになってきます。
多くの方の投稿で使われているハッシュタグに加えて、オリジナルのハッシュタグを作ることも一手だと思います。
私自身、先日インスタ経由で取材依頼があったのですが、これは、 #室内運動遊び というハッシュタグを以前作ったからになります。
今の状況下でこそ、室内でできる運動を投稿している方は多いですが、コロナ前から室内運動について投稿している人はほぼ皆無ということで、今になってようやく活かされました。
3.YouTube
YouTubeについては、2013年くらいから使っていますが、バドミントン、バレーボール、フットサル、バスケの活動の様子をアップする以外に、ボールの投げ方で使っていますが、注目すべきは下の赤枠です。
グーグルで検索した時に、動画が一番上(かつ赤枠の画像、ショッピング、ニュースより左)にくるのであれば、動画コンテンツが求められていると考えるべきです。
他のメディアのようにフォローという行為がないので、いかにチャンネル登録をしてもらうか実力も問われるメディアと言えます。
その他、記事の中に動画を埋め込めるので、併用する場合も多いでしょうが、一般的には、ブログのような長文でハードルを感じてしまう人のハードルを下げるために、動画が効果的な場合も多いようです。
4.Twitterとnote
Twitterは10年前から使っていますが、使っていない時期もあり、今年から再開し始めました。
本来は分けて考えるべきですが、再開し始めて、Twitterとnoteの両方を使っている人が多いなという印象を受けましたし、noteはテーマによっては有益な記事も多いと思います。
私自身今年に入ってから、eスポーツやコミュニティといったキーワード(ハッシュタグ)で情報収集するのに役立っています。
その他の特徴として、20代の方の利用が他のSNSに比べて多いなというのと、意外とBtoB系(法人向けの商材を扱っている)の方の利用も多い印象を受けています。
インスタも含めですが、ハッシュタグのボリュームでどのくらい利用されているか調べてみるのがよいと思います。
5.Facebook
Facebookの場合には、
個人アカウント/Facebookページ/Facebookグループ
と3パターンあり、
個人アカウントは、知り合いとのつながりに使うことが多い一方で、Facebookグループは新規の流入も期待して使っています。
(秘密のグループであれば、既存の方とのコミュニケーションにも活用することができます)
上記のグループでは、スポーツ事業者、経営者という立ち位置で発信しています。
以上、まとめてみましたが、どれも使いながら修正を繰り返しています。なので、失敗を恐れずに試しにやってみることが一番大事かなと思います。SNS活用に関する有用な記事を書いている人がどれだけ多くいたとしても、やってみて学ぶことが一番多いので。(例えば、私の場合、インスタに放課後等デイサービス関係の人が多いということは、マニアックな領域ですしやってみて初めてわかったことです)
その他最近はTikTokもありますし、分野によって効果的なサイトもあると思うので、状況によって調べてみる価値はあります。
ここまでは、会社の認知アップと新規顧客の獲得(採用)での活用が主の話になってしまいましたが、最後に既存顧客との関係強化について触れたいと思います。
これまでに紹介したSNSでいくと、既存顧客との関係強化に役立つのはFacebookグループの一択になりますが、1対nの関係性であれば、メールマガジンやLINE公式アカウントを使うのも一手ですし、Facebookグループも一方通行型になりやすいと言われているので、他のツールも検討してみるとよいかもしれません。
オンラインコミュニティツールの全体像はこちら↓↓
※Facebookはクローズドで使うことも可能です
以上紹介をしてきましたが、目的もメディア(SNS)も絞って使い始めることが大切です。
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