
飽きっぽい
今年の5月くらいだろうか。ガールズバンドのBiSHにはまった。
最初はテレビでたまたま見たアイナ・ジ・エンドの歌声に圧倒され、興味を持ち、のめり込むように片っ端から楽曲を聴きまくった。
その時ちょうど、舞台本番を迎えていたこともあり、アップをする際に心拍数を上げてくれるような曲としてBiSHの楽曲を使えたのも大きかった。
舞台が終わり、BiSHに対する熱も収まるかと思いきや、トレーニング時に聴いたり、移動時に聴いたり。
最初はアイナ・ジ・エンドの歌声が入り口だったのに気づけば同メンバー、アユニDのソロプロジェクト【PEDRO】にはまっていたり。
「これは大ファンになれるかもしれない」
ぼくは今まで熱狂的なファンになったことがあまりない。
一番長かった熱狂は巨人ファンだろうか。
2008年の開幕戦では読売新聞の一面に【▲熱狂的な巨人ファン】という注釈を付けられて、写真を掲載されたこともある。
その1年は年間何試合球場に足を運んだか数え切れない。
しかしそこから熱は次第に下がり、2019年、巨人ファンを明確に辞めた。(原監督が3度目の復帰を果たし、内海投手と長野選手を放出した段階で完全に愛想が尽きた。)
今はゆるいヤクルトファンになっている。
女性芸能人で言えば、時を同じく2008年ごろは榮倉奈々さんが大好きだった。
サイン会にも行き
「受験生なので瞳(当時のNHK朝ドラ)はなかなか見れませんけど、応援してます。」
と非常にコンパクトにまとめたコメントをしたことを覚えている。
それに対し榮倉さんは「頑張ってね」と言ってくれた。
しかしそこからぼくの熱は次第に下がっていった。
BiSHにハマっていた約3ヶ月。
3ヶ月と言えば、生活のサイクルに組み込まれるか組み込まれないかの瀬戸際という話を聞いたことがある。
もしこの3ヶ月を超えてさえいれば、ぼくはBiSHの熱狂的ファンの道に歩みを進めていたのかもしれない。
しかし新しいコンテンツが生み出されても触手が伸びなくなってしまった。
今はスピッツが好きだ。
ラジオを聴いていてスピッツの「猫になりたい」が流れてきたとき、色々なことがフラッシュバックして涙が流れた。
「魔法のコトバ」も自分の中でここ最近、非常にエモーショナルな曲になってしまった。
なのでぼくはスピッツとヤクルトのゆるいファンです。